かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

音楽雑記帳:ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートは、スマホで!

音楽雑記帳、今回はウィーン・フィルニューイヤーコンサートを例に、音楽の聴き方を提案したいと思います。

毎年1月1日の元旦に、ウィーンではウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ニューイヤーコンサートを開催し、ヨハン・シュトラウスのワルツを中心に演奏され、その演奏は全世界に放送されます。わが国でも、NHKEテレとFMで同日日本時間の19時頃から放送するのですが・・・

今年2024年は、放送直前の16時10分に能登半島沖で「令和6年能登半島沖地震」が発生。最大震度7を記録し、津波が発生の上、倒壊した家屋の下敷きになり今なお救出を待っている人たちがいます。そのため、放送はEテレで6日、FMで8日に延期されました。このエントリが立つのは2024年1月13日ですが、その時まではFMでも聴けるはずです。それを前提にしています。また、NHK+に加入している人ならば、このエントリが立つ日までは見逃し配信が視聴できるはずです。

さて、今回はPCでも見れたり聴けたりするのですが、あえてスマホでの視聴を提案したいと思います。NHK+でもいいですし、らじるらじるで音声だけでもいいと思います。どちらであってもスマートフォンでの視聴を提案したいのです。そのスマートフォンが、ソニーXperia、なら。

なぜかと言えば、ソニースマートフォンには、音声をハイレゾ相当に引き上げる機能である、DSEE HXもしくはDSEE ULTIMATEが搭載されています。これは単に音楽ファイルを聴くだけでなく、実は動画再生の音声もハイレゾ相当に引き上げてくれるのです。

つまり、今回のウィーン・フィルニューイヤーコンサートを、ハイレゾ相当で視聴できるのです。さらに言えば、当日はそもそも本国であるオーストリア放送がネット配信していましたので、被災地に配慮しつつハイレゾ相当で聴くことが出来たのです(ちなみに残念ながらこのエントリが立つ時にはオーストリア放送の配信は終わっています)。

今回のように災害が発生すると、ラジオやテレビは災害情報へ特化します。人命にかかわるからです。なので既存のメディアによる予定の番組は休止されます。しかし、被災地ではない人はやはりウィーン・フィルの素晴らしい演奏を楽しみたいですよね?とはいえ、被災地のことを考えれば配慮が必要です。自分が被災者になったと想像すれば、理解は容易いかと思います。

そこで、スマートフォンの登場であるわけです。つまりは、インターネットです。そもそも、NHKのらじるらじるには、聞き逃し配信というシステムがあるのを御存じでしょうか?これは、放送が終った後もしばらくの間番組が聴けるサービスで、誰でも視聴することが出来ます。スマートフォンなら、アプリを登録しておけば誰も聴くことが出来ます。勿論、受信料は必要ですが。

https://www.nhk.or.jp/radio/

そのうえで、動画ではNHK+というサービスがあり、これは全てではありませんがたいていの番組で見逃し配信を実施しており、あとからも視聴することが出来ます。これも受信料支払いの上、別途登録が必要です。

私は実は、facebookオーストリア放送が聞き逃し配信をやっていると教えてもらい、オーストリア放送の音源をソニースマートフォンであるXperia XZ3で1月2日に聴きました(実はその直後、今度は羽田空港JAL機と海保機の衝突事故が発生したのですが)。もう古い機種ではありますが、使うには支障がないのでそのまま使っています。スマートフォンでは画面が小さく、PCに比べれば動画視聴だとちょっと大変ではありますが、音声だけであれば何も支障はありません。むしろ快適です。イヤホンがハイレゾ対応であれば、音声はハイレゾ相当になりますので、まるでムジークフェラインザールにいるかのように聞こえるのです。勿論、これがNHKのらじるらじるでも可能なのです。特に、今回の能登半島沖地震は発生後除法が世界を駆け巡り、何とウィーン・フィルニューイヤーコンサートの中で、能登半島を中心とした被災地に対し哀悼の意を、今回の指揮者であるクリスティアンティーレマンが述べています。らじるらじるでも、NHK+でも、その様子が収録されていますので、ぜひともお聞きいただければと思います。

特に、スマートフォンのいい点は、PCだと音声は動画であろうが音声のみであろうがハイレゾ相当にはならないのですが、スマートフォンなら、どちらでもハイレゾ相当になると言う点です。ウィーン・フィルの日本と関係が深いことからの日本の被災地への想いを込めた、軽快ながらも堂々とした演奏は、聴いていて感動的です。やはり圧巻は「美しく青きドナウ」と「ラデツキー行進曲」の2曲でしょう。ハイレゾ相当で、自分がムジークフェラインザールにいるかのような没入感を、被災地に配慮しながら味わってみてはいかがでしょうか。

 


地震および津波、水害により被害にあわれた方へお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福と復興をお祈りいたします。同時に救助及び原発の被害を食い止めようと必死になられているすべての方、そして新型コロナウイルス蔓延の最前線にいらっしゃる医療関係者全ての方に、感謝申し上げます。