かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

今月のお買いもの:バレンボイムのベートーヴェン交響曲全集1

今月のお買いもの、平成29年9月のものを、ようやく御紹介できます。バレンボイム指揮シュターツカペレ・ベルリンによるベートーヴェン交響曲全集です。e-onkyoネットショップでの購入です。ということは、ハイレゾであることを意味します。

ベートーヴェン交響曲全集なんて、図書館でいくらでも借りてこられますし、実際借りてきているのですが、それでもこの全集を購入したのには、ハイレゾと言う音質の他に、いつくかの理由があります。

理由その1:値段が安かったから。

ほぼ1枚分の約3000円ほどで買えたんです!これは手ごろだなって思いました。もともと、CDでも定評のある全集で、買おうかな〜とうら若き日には思っていた音源が、3,000円。他に買いたいものがちょうどあったため、それを購入した後即買いでした。

理由その2:演奏に定評あったから。

その1でも少し上げましたけれど、この全集、そもそも定評があった演奏なんです。まあ、どんな演奏家はこの後じっくりと。バレンボイムシュターツカペレ・ベルリンという組み合わせも、魅力です。

理由その3:ハイレゾベートーヴェン交響曲全集を買うとどんな感じでDLされるのかに興味があったから。

まあ、これはすでにフィールドのノクターンでもやっていることではあるんですが、ベートーヴェン交響曲9つとなれば、それは大きなファイルになりますので、どんな感じでパッケージされ、DLしてくるのかに興味があったんです。なら、ちょうどいい機会だから買ってしまおう、以後、ハイレゾで全集を買うことがある時の基準になると思ったんです。

とまあ、この3つの理由があって、この全集を買い求めたと言うわけです。

で、まず理由3の結果から先にお話ししてしまいましょう。まあ、もうすでにどんどんDLしているオーディオファンの皆さんはお分かりの事だと思うんですが、1楽章ずつに分けて、しかし曲ではひとまとめにせず、あくまでもベートーヴェン交響曲全集としてダウンローダーがDLしてきました。

基本、ベートーヴェンの時代は交響曲は4楽章ですから、まず36。そのうち、4楽章ではないのが、第5番と第6番で、それぞれ5楽章、6楽章ですから、さらに3つ。合計39個のファイルとして、まとまってDLされてきました〜

これは、一見すると便利なようで厄介です。では、1曲ずつ聴くにはどうすんの?

さらに、私は基本、CD1枚単位で一つのエントリでご紹介していますから、どれを1枚とするのかという基準がないと、本当に大まかな説明しかできないと言う結果になります。

そこで、このようにしました。ご紹介は交響曲1曲単位を1枚と仮定しエントリを作成。そのため、39個のファイルから、該当するファイルだけを選択してプレイヤーに引っ張り、聴く、と決めました。

今後、このシリーズでは、ハイレゾ音源を採り上げる場合、全集としてファイルのみでDLしてきた場合、1曲=1枚と仮定して、エントリを立てますので、よろしくお願いします。

と言うことは、何と9回このシリーズあるってことなんですよ!ちょっと長丁場ですが、お付き合いして頂けますと幸いです。

さて、この全集、しっかり番号順に編集されており、ファイルもDlしてきてますので、先頭から4つ目までをShiftキーを押しながらマウスでファイルを選択すると、Play in foober2000という表示が出ます。それをクリックしますと、交響曲第1番の演奏が始まります。

てなわけで、今回は交響曲第1番を採り上げると言うことになります。ここまでの説明、本当に長い・・・・・

でも、これをしておかないと、後から必ず「どれが1枚なんだ」とかいろんな質問が飛んでくるのは明らかなので、すっ飛ばすわけにはいきません。

最も大きな特徴は、「とても古典派として解釈した、それによる美しく生命力のある演奏」と言えるでしょう。古典派として解釈と言う意味は、クレッシェンドは一音ずつ強くなっていくとか、或はリフレインは弱くということが、徹底されているという点です。それがとても自然であり、おのずと前進力が生まれ、その前進力が聴き手にはあふれ出る生命力として伝わってくる、と言う事です。

ハイレゾですから、オケの細かい音まで、PC(しかも前に持っていたNECのもの)についているひ弱なスピーカーであるはずなのに、細かい音までしっかりと聴き取れるのも素晴らしいのですが、音の流れ、クレッシェンドやディヌミエンド、リタルダンドなどが圧倒的に自然に立ち上がり、臨場感あふれるものなんですが、それにさらにプラスされて、古典派の演奏の約束事が加わって、しかもその約束事がわざとらしくなく自然であることが、音楽をする喜びで会ったり、ベートーヴェンが性格的に持つ茶目っ気だったりとかが、存分に展開されているんですよ。

ですから、まずはハイレゾであると言う以前に、バレンボイムのみごとな解釈とオケとの良好な関係性、その二つが生み出す生命力を誉めねばなりますまい!しかも、シュターツカペレ・ベルリン、重厚かつ上品な音を出すんですよ〜

これ、意外ですがCDではなかなか気づけないと思います。ハイレゾ、もしくはCDをOCでリッピングして聴いて初めてわかるのではって思います。スウィトナー指揮の第九で感じた力強さは、フロックじゃないんだと、ちょっと感動しています。

というのは、あとあとご紹介しますけれど、図書館でそのスウィトナー/シュターツカペレ・ベルリンのやはりベートーヴェン交響曲全集を借りてきており、リッピングしてあるからなんです。同様にシューベルトも借りていますが、シュターツカペレ・ベルリンのふくよかかつ重厚で、上品な音は素晴らしいです。その二つに関してはそれぞれまた機会を改めるとして、今回のハイレゾでは本当に音が「美しい」んです!

つまり、元々アンサンブルの良いオケが本気で鳴らせば、素晴らしい演奏になるってことなんですよね。第1番でいきなりこの飛ばし様は、本当に3番や5番、9番ががぜん楽しみになるってもんです。

やはり、バレンボイムは、ウェスト=イースタン・リヴァンの時同様、マジシャンだなって思います。




聴いているハイレゾ
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲
交響曲第1番ハ長調作品21
ダニエル・バレンボイム指揮
シュターツカペレ・ベルリンベルリン国立歌劇場管弦楽団

地震および津波により被害にあわれた方へお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。同時に原発の被害を食い止めようと必死になられているすべての方に、感謝申し上げます。




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