シュターツカペレ・ベルリンの「運命」と言えば、私はスウィトナー指揮のものを持っているんですが・・・・・
マイ・コレクション:ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」
http://yaplog.jp/yk6974/archive/254
このエントリを立ててから、早7年。何と、そのエントリから数える事11年前に、バレンボイムがスウィトナーを凌駕する演奏をしていたとは・・・・・
そうなんです、上記エントリで私が問題にした、以下の点が、もののみごとに解消され、その上でシュターツカペレ・ベルリンの個性が引き出された素晴らしい演奏になっているんです!
�@第1楽章フェルマータが伸ばしきっていない
�A第4楽章中間部クラリネット・ソロのテンポが速すぎ
いずれも、どっしりとしたものに代わっています。でも、全体としては、どっしりどころか、快速に感じ、爽快ですらあります。
全体としては、力強くかつ美しいという、最近はやりの演奏になっているんですが、かといって何かのマネとはあまり感じられず、芯がしっかりとしているという印象を受けます。まさに「情熱と冷静の間」が絶妙です!
その上で、ハイレゾなので、ppからffまでの音の立ち上がりも自然。PCようの小さいスピーカーだと、全部を表現しきれずに貧弱なくらいです。スウィトナーの時には室内楽的にも聞こえた同じオケが、豊潤な音が聞こえるんです!
これがクラシックの醍醐味ですけれど、それにしても指揮者でこれだけ変るのか、という典型だと思います。いやあ、やっと理想の演奏に辿りついたような気がします!
勿論、細部をよーく聞きますと、ティンパニはもう少し固くとか思いますけれど、現時点では私の理想に一番近い演奏をしてくれているんじゃないかって思います。ピアニストであるはずのバレンボイムがフレージングを本当に大切にした解釈をしているのが好印象です。
これだと、次の「田園」、ひいては第九も、とても楽しみです。
聴いているハイレゾ
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲
交響曲第5番ハ短調作品67「運命」
ダニエル・バレンボイム指揮
シュターツカペレ・ベルリン(ベルリン国立歌劇場管弦楽団)
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