昨年来から、私は述べていますが、クラシックを盛んにするためのいくつかの処方箋を提示しています。
もちろん、それは私見でありますし、すぐにそれが実現できないものもあります。
でも、それをこまねいていては、クラシックが盛んになる下地が出来ないと、私は思っています。
私もかつてはアマチュアながら舞台に立った人間です。その経験から言えることはたくさんあります(一方で、その限界もあります)。
ですので、できることからと、私は思うのです。
それが、図書館のCD貸し出しだったり、USBメモリでの販売だったりするわけです。あるいは、アマチュアの演奏会へもっと足を運ぶとか。意外とアマチュアの演奏会で知ることもたくさんあります。
私にとっては、それは例えばモニューシコの「オストロブラムスカの連祷」という曲だったり、ブルッフの交響曲だったりしました。シューベルトのミサ曲第6番もそうでした。それをきっかけにCDを買ったり、プロの演奏会へ行ったりしていました。
その根底にあるのは、「音楽を聴くのが楽しい」という、とても素朴な感情です。これを忘れてはならないと私は思っています。
楽しいからこそ、いろんなものに興味が行くというものです。そこから私はオーディオへ関心が行きましたし、人によってはもっとプロらしく楽譜へ行ったり、楽典へ行ったりするのだと思っています。
どんな発見が待っているかわからない・・・・・私はそれを片時も忘れたことはありません。それは音楽そのものかもしれませんし、それを再生する装置、すなわちオーディオかもしれませんし、解析かもしれません。でも、全部音楽を語るのにふさわしいアプローチですし、どれも正解だと私は思っています。
出来れば、全部できればいいのですが、残念ながら私はまだ未熟者なので、自分の経験とオーディオからしか語れませんし、文章もつたないです。でも、ブログとしてはそれでいいのでは?と思っています。これで商売しているわけではないですし、音楽を聴く楽しみを自分なりに語れればそれで充分、と思っています。
それをいろんな人がその人なりにどんどん発信していく。それが大事だと私は思っています。もう一度、その原点に立ち返れば、まだまだ盛り返せると私は思っています。
今後も、それを自分なりに追求していきたいと思います。