今日は、買ってきたCDのうち、ヴィヴァルディの協奏曲集作品12を聴いています。
これは、先日県立図書館で借りたのはよかったのですが、まったくパソコンのドライブで読み取ってくれなかった一枚なのです。で、ふと横浜の新星堂で見かけたので、買ってしまいました。
おそらく、もう横浜の新星堂へはクラシックCDを買いに行くことはないだろうと考えると、感慨深い一枚です。
演奏は、とても心地良く、色彩豊かです。解説にはいろいろ書いてありますが、とにかく、簡素なのに表情豊かです。
録音時のロケーションが宮殿であるということもあるのでしょうが、バロック時代の作品の演奏がピリオド楽器で行われるのがスタンダードになりつつある昨今において、なお現代楽器にこだわる演奏家の、こだわりが伝わってきます。
なんて書くと、さぞかし力の入った演奏のように聞こえますが、実際はとても軽いです。そこに技術の高さを感じますし、だからこそ、「こだわり」を感じるのです。
そうそう、バロックってこんな演奏だよねと、初心に返ることができる一枚です。
ヴィヴァルディ 協奏曲集作品12
イタリア合奏団
(COCO70897)