かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

抱腹絶倒!

先日、友人よりホフナング音楽祭の1曲を聴かせてもらいました。

いや〜、もう、レッドカーペット並みかそれ以上の面白さ!

満点大笑いで〜す

まさしく、抱腹絶倒という言葉がぴったりです。はじめは「え?」って感じですが、聴いていくと、笑いが止まらなくなります。

構成としては、まずチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番の冒頭部分が演奏されますが、なかなかピアノが始まりません。しかし、ピアノはいきなりグリーグのピアノ協奏曲を弾き始めます。しかしオーケストラは必死にチャイコフスキーを演奏しようとしますがピアノはグリーグをやめません。

ついに、オーケストラから反逆者がでて、だんだん音楽がグリーグになると思いきや・・・・・いきなり、ガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」になり、ここからやけのやんぱちに。

そのうち、音楽はまた別の曲へ変化し、何の曲かだんだんわからなくなってきます。とちゅうでピアノをたたくわ、オケはわけわからずに、フェルマータをのばすわ。

しかし、ピアノは依然としてグリーグ、オケはチャイコフスキーを演奏しようとします。しかし、だんだんどちらもどうしていいのかわからなくなってきます。それでも、せめぎあいは続きます。

そして、グリーグのコンチェルトの大フェルマータ!1分くらい伸ばします。

ここからは、オケが根負け。曲はグリーグのピアノ協奏曲で落ち着くと思いきや・・・・・

気がついてみると、やはりオケはチャイコフスキーを演奏しています。で、ピアノもそれらしく弾くと見せかけて・・・・・

大爆笑の落ちがちゃんと用意されています。

ライブ盤なので、会場の笑い声なんかも入っていて、笑いが移ってしまう感じです。

クラシックの知識がありますと、もっと楽しめますが、やり取りを聴くだけでも、楽しいと思います。ポップスでも禁じ手になっているような演奏がそこかしこにちりばめられています。DVDにもなっているようで、見た方によりますと、映像のほうが何倍も面白いそうです。

お笑いのDVDだけでなく、こんなものもライブラリにいかがですか?

ちなみに、曲はライゼンシュタイン作曲「人気協奏曲」という、れっきとした個人の作品です。盗作ではありませんので、あしからず。CDは、輸入版じゃないとないみたいですね。

鑽孔にアマゾンのURLをあげておきます。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9B%E3%83%95%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%82%B0%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E7%A5%AD1988/dp/B0000CD7W8