実は、明日私はふたたび御柱へ参ります。今度は街中を引く「里引き」です。
先日、コラムでも述べましたが、御柱が動くためには上手な木遣り歌が必要なわけなのですが、実は里引きは山出しに比べますとほぼ八分の一程度しか引きません(上社前宮で八分の一、本宮で四分の一)。
ということは、上手な木遣り歌が歌われても、それほど動かないということを示しているわけで・・・・・
実は、私は前回の御柱で、一日目と2日目、そして最終の「建て御柱」を見ていますが、実は一番動くのは建て御柱直前、諏訪大社に入れる部分なのです。
それまでは、何とものーんびりとした、本当にお祭りです。木遣り歌が歌われてもピクリとも動きません。
今回は、上手下手に注目をして、引いてきたいと思っています。山出しでソリストの面々はわかっています。ですから、どの人がどの程度の実力かは、大体わかっています。
上手なその人が歌うに際して、一体どれくらい引かれるのか、冷静に見てきたいと思っています。
そういう点に注目して参加するのは、実は今回が初めてです。前回から、音楽に注目してはいますが、主にラッパ隊が主でした。今回はラッパ隊も含め、音楽全体、特に木遣り歌に注目して参加したいと思います。
実は、日本のお祭りには木遣り歌が欠かせません。東京で一番それがわかるのは消防の出初式でしょう。下町の木遣り歌が歌われます。あれと同じように、御柱でも歌われるわけですが、その実力で動く動かないまで決まっているとは思いませんでした。
ですので、今回はその点に注目して、さてあまり動かない里引きでは一体どうなるのだろうと、関心を寄せています。
通常は動かないのでつまらないとも言われる里引きですが、今回は目的意識がはっきりしているので、とても楽しみです。
そんな点を見に行かれても、面白いかもしれませんよ。
いや、皆様の地元のお祭りも、そんな点に注目してみると、また違った楽しみがあるかもしれません。
さて、またふたたび御柱に参加してきますので、ブログの更新は水曜日までお休みさせていただきます。そのため、本日5月4日の分までまとめてアップしたしますので、ご容赦くださいませ。