かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

今月のお買いもの:ファジル・サイが弾くベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集9

今月のお買いもの、令和2(2020)年5月に購入したものをご紹介しています。e-onkyoネットストアにて購入しましたハイレゾファジル・サイが弾くベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集をシリーズで取り上げていますが、今回はその第9回目です。

第9回目では、第25番から第27番までが対象です。いきなり第25番からサイはかましてくれます。和声的にちょっとおどけた部分をまさにおどけて弾き、けっこう速く弾いていますけれどしかしおざなりではなく繊細。もう冒頭から参りましたって感じです。

第26番でも繊細さは存分に出ており、かつ力強さもあります。もう、こういった演奏には私はノック・アウトです。ハート射抜かれます・・・・・ああ、サイ様!

・・・・・って、出待ちやるんですかとか言われそうですが、いや本当にそんな気分にすらなります。本当にやるのかって?さあ、どうしましょうか・・・・・やってほしいですか?www

とにかく、3曲とも魅力的に弾くのは素晴らしい!もちろん、ベートーヴェンのピアノ・ソナタはどれも素晴らしいのですけれど、にしてもです、どれも魅力あるんだよとサラっと弾くサイの才能に、男が男に惚れるという感じです、ほんと。

再び言及しますけれど、たいていの全集はどこかで、これはどうかなあという演奏に当たるものなのですが、このサイのものはここまで一切ないんです。これもまたサイに惚れる理由の一つです。これは本当に素晴らしいことなんです。もちろん、ほかの人だと魅力的に感じない可能性もある、ということでしょうが・・・・・

少なくとも、私にとって、もうサイは「神」ともいうべき存在になりつつあります。反田さんとか日本人で素晴らしい才能も出てきていますけれど、サイもまた大きくアジアという視点で見れば、私たちアジアに住む日本人からしてもまだまだ注目なのではないのかな、と思います。

 


聴いているハイレゾ
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲
ピアノ・ソナタ第25番ト長調作品79
ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調作品81a「告別」
ピアノ・ソナタ第27番ホ短調作品90
ファジル・サイ(ピアノ)
(Warner Classics)

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