かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

音楽雑記帳:浜松市楽器博物館に行ってきた!

音楽雑記帳、今回は浜松市楽器博物館を取り上げます。

2023年9月5日、甲子園へいった時に購入した青春18きっぷの残りを使って、浜松へ行こうと決心しました。目的は、浜松市楽器博物館へ行くこと。

浜松市楽器博物館は、以前より行きたいと思っていた博物館です。クラシック好きでありかつ大学では博物館学芸員課程を選択した私としては、ぜひとも足を運びたい博物館の一つでした。

www.gakkihaku.jp

浜松市と言えば、楽器の町。ヤマハや河合と言ったピアノ生産が有名です。ヤマハがバイクなども作っている関係でモータースポーツを想起する方もいらっしゃるかと思いますが、そもそもは楽器なのです。河合楽器も本社は浜松ですし。

そんなこともあり、いつか足を運びたい!と思っていたのですが、思わぬところで機会が巡ってきたというわけです。働いているとなかなか時間取れませんし。浜松まで行くとなれば、働いていればどうしても新幹線ということになりますので・・・・・

さて、浜松市楽器博物館は鉄道にもゆかりがあって、実はかつて貨物ヤードだったアクトシティ浜松の隣にあります。実際には博物館の敷地もかつては貨物ヤードでした。駅からはちょっと歩くのですが、健康な人であればそれほど苦ではないと思います。雨が降っていても屋根がついていますし。

さて、今回は写真付きにしてみました。なお、博物館内は撮影はできますが自撮り棒を使うことや、動画撮影は禁止されています。そのため私も、手に構えてスマホで写してきました。

まず、入り口はこんな感じ。

 

新型コロナは5類へ下がりましたが、アルコール除菌のボトルは設置されており、そのプッシュ部分はこんな風にピアノの形状になっています。遊び心があって入り口から楽しませてくれます。

 

入ってすぐは、アジアの楽器コーナー。

 

これは、モンゴルの馬頭琴。年代によっては小学校の教科書に載っている「スーホーの白い馬」を思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

ラオスあたりだったかと思いますが、こんな楽器も。まるで雅楽の笙ですね。その意味では、やはり日本はシルクロードの終着点だと感じます。奈良博の「正倉院展」以外でも、通年で感じられる博物館も珍しいと思います。

 

これもアジアの楽器ですが、まるで船ですよね。思わずヘンデルの「水上の音楽」を想起してしまいます。水の上で音楽を奏でるというのは最高の贅沢だと言えますが。古今東西変わりはないのだということがわかります。

 

さて、一つ下の階にはヨーロッパやアメリカ、アフリカの楽器のコーナーがあるのですが、これはピアノのコーナー。ベートーヴェンが活躍した時代のピアノで、ベートーヴェンの像も設置されています。

 

これは、ウィーン式とイギリス式の違いの解説。ピアノのコーナーは音大出の方が管理されているそうで、さすがと思います。

 

ピアノコーナーの端には、こんなオルガンもあります。そもそもはこっちが入り口だったようで、私は反対側から入ってしまったようです(;^_^A

 

ホルンのコーナーもあって、ナチュラル・ホルンがずらり。ベートーヴェンの第九では、第4楽章のホルンの校訂が問題になったりしますが、実物を見ますとバルヴがないことがはっきりとわかります。これで音階を吹いていたわけですから、当時のホルニストがいかに技術の高い人だったのかがうかがい知れます。ネットでも写真は出てきますが、こう実物を見ることが出来るのは博物館ならではです。

 

これはフルートのコーナー。いわゆる、「フラウト・トラヴェルソ」なのですが、博物館にはその記載がありませんでした。この日はフルートの解説の日ではなかったようですが、ぜひとも学芸員の方になぜトラヴェルソの表記ではないのかは訊きたかったところです。その意味では、再度いく必要があるのかもしれません。

 

さてさて、実は日本の楽器もあるのですが、今回は撮影しこそなってしまいました(;^_^A 特に今回は大河ドラマ「どうする家康」に関連して、江戸時代の楽器の発達の特別展を行っており、伝統的な楽器をいかに後世に伝えていくのかという点にフォーカスしていました。私自身、考えさせられる点もありましたし、また残そうという人たちのダイナミズムも感じました。

最後は、電子楽器のコーナー。そう、電子楽器も立派な楽器で、今やJPOPでは欠かせない楽器です。音楽史の中で電子楽器をきちんと扱うのも好印象です。中には大変珍しいものも映っているそうで、帰ってからSNSで上げましたら電子楽器を扱っているFBFから指摘されました。

 

さて、いかがだったでしょうか。今回、アフリカや南米の楽器は写し損ねましたが、その地域の楽器も西洋や日本の楽器に共通する点がたくさんあり、洋の東西を問わず、人間が「音を奏でる」ことには普遍性があるのだと実感しました。ワンストップで体験できる博物館はおそらく気軽に入れる場所としてはここだけだと思います。ぜひとも一人で多くの方に体験していただきたいなと思います。新幹線もこだまだけでなくひかりも1時間に1本ですが浜松には止まりますので、金銭的に余裕がある方ならば新幹線を使っても便利です。私自身、また来たいと思う博物館で、できればお金があれば、正倉院展の帰りに浜松に寄ってもいいかも?と思いました。ここはちょっとだけ駆け足で見るというよりは、一日じっくりと楽しむ博物館だと思います。電子楽器コーナーの奥には、実際に使える楽器のコーナーもあり、私が行った時にはベートーヴェンの「月光」を弾いていらっしゃる方も。展示は触れられませんので別途実際に触れることが出来る体験コーナーがあるのも素晴らしいと思います。

次は、各楽器や地域性にフォーカスして、取材し記事が書ければなと思います。

 


地震および津波、水害により被害にあわれた方へお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福と復興をお祈りいたします。同時に救助及び原発の被害を食い止めようと必死になられているすべての方、そして新型コロナウイルス蔓延の最前線にいらっしゃる医療関係者全ての方に、感謝申し上げます。