かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

音楽雑記帳:排他モードが通常になったwindows11、便利なの?

音楽雑記帳、今回はwindows11について語りたいと思います。というのは、今後エントリをアップしていくに、非常に重要だからです。

実は、音楽を聴いていた私のPCがついに逝ってしまいました・・・・・そのため、緊急で新しいPC(中古なのですが)を買い求めました。メーカーはmade in NAGANO、飯山で製造される国産PCメーカー、mouseです。

そもそもが譲り受けたPCだったので、4,5年持てばいいと思っていたので、ショックはあまりありません。ただ、状況は4年前とは変化しています。4年前ではまだwindows10であり、11は出ずに10をずっと更新するということになっていました。

しかし、2021年10月5日、windows11がリリースされ、windows10は2025年10月14日にはサポートが終了するということになりました。残された時間はあと2年ほど。私が乗り換えてから2年ほどで、windows10は先がみえる状態となってしまったのです。そして、そのこともあり、新しいPCのOSはwindows11を選択しました。

私自身、これがどのような影響を私に与えるのかはわからなかったのですが、乗り換えてみてわかりました。かなり深刻な影響を与えることとなりました・・・・・長くなりますので、いくつかの回に分けて語りたいと思っており、その間に「今月のお買い物」コーナーもはさみたいと思います。実はそこにも深刻な影響が出ているんです・・・・・

まず今回は、windows11搭載PCで音楽を楽しむ場合、どんな特徴を持っているのかに焦点を当てたいと思います。

以前、私はPCで音楽を聴くには「排他モード」を選択するといいと書きました。

ykanchan.hatenablog.com

これは、windows10が基本音を鳴らすにはミキサーを通しており、いわば「作っている」部分があるため、音質という点では劣るからだと述べました。ところがです。windows11では、その排他モードが標準になっているのです。

and-engineer.com

むしろ、従来のwindows10のように、マシンが自然な音を「作る」ようにするには、チェックを外す必要がある、ということになったのです。ですが、おそらく排他モードが標準になったということは、むしろ排他モードを選ぶ人のほうが多い、つまり音質を重視している人がユーザーに多く、支持されていると考えるべきでしょう。その点では、この変更は私は支持したいと思います。とくにクラシックを聴いている人にとっては朗報だと思います・・・・・といいたいところなんですが。

このwindows11の排他モード、曲者でして。さっそくソニーのMusic Center for PCをインストールして、WASAPI排他モードでDSEE HXを動作させて音楽を聴こうとしましたら、聴けません・・・・・あれ?と思いつつ、検索をかけて原因を特定しようとしたのですが、該当する記事はヒットしません。さらに、CDをアップサンプリングして聞くために同じソニーのHi-Res audio playerもインストールしてみたのですが、これも聴けませんし、そもそもクリックが反応しない。つまり動かないんです。

ですが、検索をかけているうちに面白いことを発見しました。それは、windows10で標準のプレイヤーだったGroove ミュージックが廃止され、アイコンはそのままに名前だけメディア・プレーヤーへと回帰していたのです。音質もよく、Groove ミュージックのようなくぐもった感じはありません。むしろ音はクリアに聞こえるため、確かにwindows11は音質重視だといえます。

一方で、音声ボードのRealtek high definition audioは文字だけ見ると古いRealtek (r) audioに代わっており、退化したのか?という意見もネット上では見受けられますが、どうやらさらに進化させたものがRealtek (r) audioであるようです。それは数年前くらいからのPCはすべてRealtek (r) audioになっていることからもうかがえますし、Realtec社もそのようなアナウンスをしているようです。以下は富士通さんのサイトに記載されていたもので、2019年の記事ですが、Realtek (r) audioなのですがドライバとしてはRealtek High Definition Audioをインストールするといったことができるようです。実際私のPCもそのようになっています。おそらく以前の所有者がそのようにしたと思われます。

www.fmworld.net

ただし、だからと言ってメディア・プレーヤーが排他モードで動いているのかといえば、結構微妙だなあと思っています。確かに音質はいいんですが、排他モードとその他を選べる機能は相変わらずついていません。なので正直どのように判断を下していいのかわかりません。インプレス社が以下のページを出しているので、参考にしてみてください。私自身は音質は確かにいいとは感じています。CDのデータをかなり忠実に拾い再生しているとは思います。ただ、下記のように問題点もあります。

av.watch.impress.co.jp

その意味では、windows11はとにかく音楽ファイル自身が持つ性能をなるべく引き出すことに注力しているけれでも、価格とのトレードオフはある、と考えるほうがよさそうです。特にCD再生においてHi-Res audio Playerが使えないというのはアップサンプリングで聴いてきた私にとっては一大事です。ですがCDの音質が改善されていることも確か。今後のCDレビューは、いくつかのアプリを試したうえ、どのアプリで聴いているかを明確にしたうえで書いていきたいと思っています。それはまた、次の機会に譲りまして、今回は筆をおきたいと思います。

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