かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

東京の図書館から~小金井市立図書館~:メンデルスゾーン ピアノ協奏曲全集2

東京の図書館から、前回と今回の2回にわたり取り上げております、小金井市立図書館のライブラリである、メンデルスゾーンのピアノ協奏曲全集ですが、今回はその第2回目となります。

今回は2枚目となります、ピアノと弦楽のための協奏曲イ短調と同ホ長調を取り上げます。詳しい人ですと、あれ?メンデルスゾーンに二つそんなタイトルのものあったっけ?って思うかもしれません。実はホ長調はおそらくCDのほうが記載まちがいで、2台のピアノのための協奏曲であると考えています。なぜなら、ソリストはラベック姉妹だからです。

tower.jp

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ただ、作曲時には単に「ピアノと管弦楽のための」とだけ記載されていた可能性もありますので、完全に間違いだと指摘はしません。しかし通常はホ長調の場合、「2台のピアノのための」という記載がありますから。実際聴いたときに「これは2台のやつでは?」と思いましたから。

ykanchan.hatenablog.com

まあ、このCD結構記載がいいかげんなところがありまして、イ短調のピアニストも本来はオグドンなのですが「オドン」と記載されていたりと、不正確な部分があります。あまり参考にしてはいけないというウィキペディアでようやく間違いがわかるというトンデモなんですが・・・・・

さて、イ短調。この作品はそもそもがピアニストとして姉のファニーを想定して書かれていると言われていますが、詳しいことはわかっていません。ウィキではおそらくメンデルスゾーン家のサロンで演奏されるためにという記載がありますので、そうなると姉のファニーしかいないという消去法にはなるんですが。

ja.wikipedia.org

このウィキの最後のほうに主な録音とされて最初に上がっているのが、今回取り上げている録音なんです。なのでCDの記載が間違っているな、と判断するわけなんです。通常はウィキのほうが間違っているという可能性の方が多いのですが・・・・・これは確信していいと思っています。

さて、もう一度ウィキで失礼しますがホ長調の説明のページを上げておきます。

ja.wikipedia.org

これを見てわかるのは、この2枚目はメンデルスゾーンの番号なしのピアノ協奏曲を集めており、それぞれはメンデルスゾーン家のサロンにおいて演奏されるためだった、という視点から収録されているということです。これはメンデルスゾーンの「弦楽のための交響曲」とほぼ意味合いが一緒であることが言えるでしょう。しかし習作的な作品であっても、その美しさはすでに完成されていると言えるでしょう。ここがメンデルスゾーンが当時天才と言われたゆえんだと私は考えます。

演奏で素晴らしいと感じるのはイ短調の方でしょうか。ホ長調もラベック姉妹ですから決して悪くないのですが多少生命力が欠けるかなと思います。一方でイ短調はそのほの暗さの一方で生命力溢れる演奏になっており、さすがマリナーの指揮であると思いますしそもそもソリストであるオグドンの表現力の豊かさが秀でていると思います。聖マーティン・イン・ザ・フィールズも堅実なサポートをしており、これはホ長調のフィルハーモニアも同様でその実力故かもしれません。ただ、ホ長調が多少生命力にかけるのは指揮がビシュコフだからなのかなあとも思ったりして。いや、ビシュコフも素晴らしい指揮者ではありますが。それとも、かかあ天下だったから?(奥さんはマリエル・ラベック、つまりラベック姉妹の妹のほう)

メンデルスゾーンの作品って古典的な部分もあるので、そこで幻惑されたのかもしれませんね。その意味では実はメンデルスゾーン侮るなかれ、という気が私はしています。いろんな顔がメンデルスゾーンの作品には詰まっており、それを快活に見せているだけという可能性もありますので・・・・・むしろこういう演奏のほうがよほど外形的なアプローチになっており、カラヤンとは比べ物にならないと私は思うのですけれど・・・・・さて。現代人はせかせかしていますからねえ。鉄道ファンでもある私などは、折角芸術に触れているのであれば携帯音楽プレーヤーを聴きながら青春18きっぷとかでのんびり旅行でもすれば視点が変わるのになあなんて、思ったりします。

しかし全体的にはレベルの高い全集だとは思っています。そもそも全集なんてすべての演奏が自分の美意識と相いれるなんてないですしね。批判精神をもちつつ受け入れる。その視点が大切なのではないでしょうか。その意味では誠に全集らしい全集である、と言えるでしょう。自分で購入したとしても納得できる全集にあたることなどそうそうあることではありません。それが税金だけで実現されているだけでも、幸せというものです。惜しむらくは、CDDBで引っ張ってきたときに問題があったのか、ソニーのミュージックセンターでは全楽章を引っ張ってこれずに、排他モードが選択できないGrooveミュージックを使わなければならなかったという点の方が私は不満なので・・・・・これはもう少しいろいろまたミュージックセンターを調べないとなあと思っております。

誰ですか?youtuberのようにまた新たなネタが増えて幸せですねって言っているのは!まあ、あながち間違ってはいませんけど・・・・・

 


聴いている音源
フェリックス・メンデルスゾーン=バルトルディ作曲
ピアノと弦楽のための協奏曲イ短調
ピアノと弦楽のための協奏曲ホ長調(CDの記載)
イ短調
ジョン・オグドン(ピアノ)
サー・ネヴィル・マリナー指揮
アカデミー・オブ・聖マーティン・イン・ザ・フィールズ(アカデミー室内管弦楽団
ホ長調
カティア&マリエル・ラベック(ピアノ)
セミヨン・ビシュコフ指揮
フィルハーモニア管弦楽団

地震および津波、水害により被害にあわれた方へお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福と復興をお祈りいたします。同時に救助及び原発の被害を食い止めようと必死になられているすべての方、そして新型コロナウイルス蔓延の最前線にいらっしゃる医療関係者全ての方に、感謝申し上げます。