かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

東京の図書館から~府中市立図書館~:「炎のコバケン」が振る第九CD盤をハイレゾ相当で聴いてみる

東京の図書館から、今回は府中市立図書館のライブラリである、小林研一郎指揮日本フィルハーモニー交響楽団の演奏によるベートーヴェン第九の演奏を収録したアルバムをご紹介します。

と行きたいところだったんですが、実はこの音源、すでに「今月のお買いもの」コーナーとして、2020年2月1日にエントリを立てています。

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実は、その2か月も前に、府中市立図書館で借りていたことをすっかり忘れておりまして・・・・・いやあ、やっちまったなあと気づいたときには思わず声を上げてしまいました。うっかり八兵衛、ここにありですw

ですから、大体のところは上記エントリと変わらないんです。最後に演奏者等をいつもの通り記載しておきますので、同じであることを確認していただければと思います。

では、なぜわざわざまた取り上げるのか。以前、私が言ったことを覚えておいででしょうか。もしCDがあるんだったら、同じ演奏ならハイレゾ音源を買うのは待ってください、もしかすると疑似ハイレゾでも満足できるかもしれません、と。

折角府中市立図書館にあるんです。近辺2市である小金井市西東京市にお住まいの方は相互利用で府中市立図書館を利用できます。仮に店頭に無くても、府中市立図書館に行けばあるわけで、借りてきてリッピングするという方法があります。

そしてそれは、PCを持っていてPCで音楽を聴くということが可能であることを意味していますから、接続しているスピーカーがハイレゾ対応であれば、音楽アプリとしてソニーのMusic Center for PCを使えば、DSEE HXを動作させることによりハイレゾ192kHz/24bit相当で聴くことができる、ということを意味するのです。

ならば、このコバケンのタクトである演奏をハイレゾで買うのは待ってください。もしかすると、そん色ない演奏を楽しめるかもしれません。

結論を申し上げます。待っていただいて結構です。是非とも音楽アプリとしてソニーのMusic Center for PCをDLしていただき(それは無料でできます)、府中市立図書館で借りてきてリッピングしてみてください。上記エントリ同様、コバケンさんのうなり声と、それとともに熱くなっていくオーケストラ、そして合唱の様子が手に取るように分かるはずです。

そして、臨場感もCDをハイレゾ相当にしたのは、ハイレゾそのものと大して差がありません。ならばわざわざハイレゾにする必要はない、と言えるかと思います。ですが・・・・・

当然、店頭をどう探してもないよ、府中市の近辺に住んでいるわけでもないし、わが市の図書館は貸し出しもしていないし貸し出しているようだけどライブラリにもない、というケースもあるでしょう。そんなときはe-onkyoを覗いてみてくださいませ。同じような素晴らしい演奏が、ハイレゾとして楽しめます。

どちらを取るのかは、読者の方の自由ですが、店頭でCDを見かけた、あるいは店頭にはないんだけど府中市西東京市、あるいは小金井市に住んでいるんだけどというのなら、特段ハイレゾで購入する必要はありません、と言いたいのです。技術は進んでいるので、疑似ハイレゾでも十分楽しめます、ということです。

これはレコード会社に喧嘩を売りたいということではなく、給料も上がらず値上げラッシュで必要経費だけは増えていく、という多くの人にとって、別にハイレゾじゃなくても楽しめますよ、と言いたいわけなんです。ハイレゾ相当で楽しむこともできますし、ハイレゾではなくCDでも、コバケンさんのうなり声が聞こえるだけでも笑ってしまい、気が付けば演奏に感動している自分がいるはずですと言いたいのです。

それはCDならどちらでも楽しめるじゃないですか、しかもそれが図書館にあるのなら、買う必要すらありませんよ、と。それが図書館の使命です。もしこのエントリが喧嘩を売っていると感じるのなら、待ってください。それはむしろ、給料が上がらないのに値上げを耐え忍んでいる庶民をいじめている、各セクタをまず批判してくださいと言いたいのです。お金を持っている人ですらなかなかハイレゾに移行しないのはそのためにある一定額投資する必要があるためです、この値上げラッシュのタイミングで、です。そんな人たちに、ハイレゾを「買いなさい!」ということは私はできません。提案することまでです。そしてそのためにできるだけ安く済ませようと実践し、紹介のエントリも立ててきています。私にできるのはそこまでです。

ですから、レコード会社に喧嘩売りたいんじゃないんです。喧嘩売るならそもそもハイレゾなど買っていません。CDだけにしています。しかしそうはしていません。棚が入らない・・・・・そんなことをきっかけに、ではCDを買う代わりにハイレゾを購入してみよう、それなら場所取らないしね、ということで始めています。そんな理由でいいと思うんです。けれどもそんなケースでも、必ずしもハイレゾ音源を購入するという選択をしなくても、いい音質を楽しめる簡便なすべはある、それで人生楽しみましょう、と提案しているにすぎません。図書館になくて店頭にあるのなら当然レコード会社の「CD」を買うでしょう。それでも売り上げにはなるはずです。ですから全然レコード会社に喧嘩を売っているわけではないんです。でもこのご時世ですから、図書館がCD貸し出しを実施していて、ライブラリに該当の音源があるのなら、それを感謝して使わせていただきましょう、ほかの音源はDLだったりCDを買ったりするかもしれませんから、ということなので、全く喧嘩するつもりはありません。勿論要望はしますが・・・・・

そもそも、図書館に購入してもらった時点で、広く聴いてもらえることを期待してその売り上げを受け入れているはずですし、一般の人が購入するよりも下手すれば高い値段で図書館に買ってもらっているはずです(府中市立図書館ではそのような説明を受けています)。ですから喧嘩を売るとか買うとか、そんなことは全くないわけです。これは読者の方も勘違いしてほしくないので、言及しておきました。

折角図書館にあるものは、「感謝して使わせていただき」、その果実をありがたく頂戴したいとおもいます。そのチャンスを、私はこの音源に関してはしていたにも関わらず、忘れてハイレゾを買うという、ある種もったいないことをしてしまいました。けれども、そのおかげで比較もできます。今では、借りることができたことも、リッピングできたことも、そして借りてリッピングしてあることを忘れて、ハイレゾを購入してしまったことも、すべて感謝しています。

 


聴いている音源
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲
交響曲第9番ニ短調作品125「合唱」
菅英三子(ソプラノ)
秋葉京子(アルト)
錦織健テノール
青戸知(バリトン
東京藝術大学声楽科有志
小林研一郎指揮
日本フィルハーモニー交響楽団

地震および津波、水害により被害にあわれた方へお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福と復興をお祈りいたします。同時に救助及び原発の被害を食い止めようと必死になられているすべての方、そして新型コロナウイルス蔓延の最前線にいらっしゃる医療関係者全ての方に、感謝申し上げます。