かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

東京の図書館から~府中市立図書館~:ブルーノ・ワルターとコロンビア交響楽団によるベートーヴェンの交響曲全集1

東京の図書館から、今回から6回シリーズで、府中市立図書館のライブラリである、ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団の演奏によるベートーヴェン交響曲全集をとりあげます。

実は、ブルーノ・ワルターが指揮するベートーヴェンはずっとほしかったのです。私が最初に聴いたベートーヴェン交響曲第5番「運命」は、ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団のものだったからです。

おそらく、父がLPで持っていたものを、カセットにダビングしたんだと思います。それを好んで聴いていました。とても好んで聴いていたのですが、じつは高校2年生の夏、伊豆大島へ行く途中の船の中で行方不明に。それ以降、聴くことはありませんでした。LPは父の所有物であり、しかも、あろうことか父はLPを全部捨ててしまったという・・・・・

けれど、CD時代になって、とりあえず新しい録音でと思っていましたので、ずっと放置していたのですが、府中市立図書館の棚で見つけたとき、これは借りておこう!と決めたのでした。実は今どき、ワルター指揮コロンビア交響楽団の演奏のCDなど、店頭にないんですよ・・・・・

CDはもちろんのこと、ハイレゾでもないです。ですので、図書館で見つかるという機会はとても重要で、ですので借りてきてリッピングを選択したのでした。

さて、第1集は第1番と第2番。どうやら番号順なのです、これ。ワルターというと、どっしりとした演奏が特徴なのですが、少なくとも第1番と第2番に関しては、かなり生き生きとした演奏になっています。特に第1番の、嵐のような演奏は、聴くものを引き込みます。

ステレオ最初期の録音であるにも関わらず、ハイレゾ対応のスピーカーで聴きますと、立体感までしっかり聴こえるのですから不思議です。ワルターの芸術とは、ここまで生命力あふれるものだったのかと、今更気が付く次第です。おそらくですが、コロンビアのエンジニアたちも、よほど優秀だったのだと思います。

 


聴いている音源
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲
交響曲第1番ハ長調作品21
交響曲第2番ニ長調作品36
ブルーノ・ワルター指揮
コロンビア交響楽団

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