東京の図書館から、今回から4回シリーズで府中市立図書館のライブラリである、サー・ゲオルグ・ショルティ指揮シカゴ交響楽団の演奏によるベートーヴェン交響曲全集をとりあげます。
府中市立図書館はとにかく全集は充実しており、神奈川県立図書館ではなかなかなかった全集も数多く所蔵しています。このショルティのものもそんな一つになります。
実はこの全集のうち、私は第7番~第9番までは分売で買っています。そのため今回は第6番までをご紹介するということになっています。せっかく図書館にあるのですから、これ幸いと借り来たのでした。
さて、まずは第1集。第1番と第2番が収録されています。ということはほぼほぼ番号順での収録ということになります。特に第1番のアグレッシヴさが目を引きます。いや、第2番もなんですが。
その意味では、近代的なアプローチをしていると言えるでしょう。聴いていて爽快で、とても楽しい演奏です。若きベートーヴェンのほとばしる情熱が演奏から伝わってくるかのようです。
ただ、だからと言って有名な番号が私好みとは限らないケースもあるので、ほかも聴いてみないとわからないのが全集というものの怖さと魅力です。まあ、図書館で借りてきてリッピングしておけば場所は取りませんしね。仮にがっかりだとしてもそれほど残念なことにはなりません。まあ、最近はめっきり減りましたけどそんなケースは。
とにかく、元気溌剌!という表現が見事に当てはまる演奏でしょう。つい体が動いてしまいます。こういう生命力あふれる演奏はやはりいいですね!
聴いている音源
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲
交響曲第1番ハ長調作品21
交響曲第2番ニ長調作品36
サー・ゲオルグ・ショルティ指揮
シカゴ交響楽団
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