かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

今月のお買いもの:飯森範親指揮日本センチュリー交響楽団によるハイドン・マラソン13

今月のお買いもの、令和4(2022)年3月に購入したものをご紹介します。今回は以前から取り上げております、飯森範親指揮日本センチュリー交響楽団によるハイドン交響曲全集、その第13集です。

この第13集には、第94番「驚愕」、第1番、第64番の順番で収録されています。ところが・・・・・

ソニーのMusic Center for PCで聴きますと、第1番、第64番、第94番という順番で再生されます。まあ、それでも各曲の楽章は乱れていないので聴けますが、「商品」としてのこのアルバムをどう評価するかということは多少下がってしまうかなと思います。

しかし、いい点もあります、実はこの再生順は、成立順であるわけなんです。しかも、ハイドンのそれぞれ活躍した、エステルハージ家以前、エステルハージ時代、そしてエステルハージ以後、からそれぞれ1曲となっています。

そもそもこの全集、一つの演奏会を一枚とはしていないため、まあ、こういったことが起こっても何とかなる面はあります。そのため、演奏を聴きますと団員たちが楽しんで演奏している様子が目に浮かぶような、ハイドン交響曲が持つ「軽妙さ」はしっかりと浮かび上がっています。特に今回はflac192kHz/24bitでDLしていますので、空気感も抜群!

まあ、少なくともこういうように楽章だけは乱れてほしくはないです。曲によっては楽章乱れもありますので・・・・・ほんとにそれだけはどうにかしてほしいものです。

演奏面でもう一つ言えば、第94番「驚愕」の第2楽章ですが、まさにびっくりするように演奏しているうえで、美しいのも好印象です。それゆえに諧謔性というのが前面に出ており、思わず「クス」と笑ってしまいます。こういう楽しさを与えてくれる演奏こそ、プロの仕事だと思います。

 


聴いているハイレゾ
フランツ・ヨゼフ・ハイドン作曲
交響曲第94番ト長調Hob.I:94「驚愕」
交響曲第1番ニ長調Hob.I:1
交響曲第64番イ長調Hob.I:64「時の移ろい」
飯盛範親指揮
日本センチュリー交響楽団
(Exton ovcl00763 flac192kHz/24bit)

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