かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

今月のお買いもの:マズアとゲヴァントハウスのベートーヴェン交響曲全集1

今月のお買いもの、平成30年5月に購入したものをご紹介します。今回から5回に渡りまして、クルト・マズア指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏による、ベートーヴェン交響曲全集を取り上げます。

ベートーヴェン交響曲全集は、購入するのは4つ目、図書館で借りたものを含めれば10近く行っていると思います。特に多分いつかご紹介する府中市立図書館のライブラリが、全集ものが多いので・・・・・ほぼ片っ端から借りてきています。

さて、このマズアとゲヴァントハウスによる全集は、国内盤でも昔出ていたものですが、これは実は輸入盤。ただ、第九だけは国内盤ですでに持っています。以前このコーナーでも取り上げた、ディスクユニオン新宿クラシック館で購入したものです。で、実はこれも同じディスクユニオン新宿クラシック館での購入なのです。

わたしにとってはひっさしぶりのディスクユニオンでした。なぜなら、もう棚がいっぱいなのでCDはダスビ以外は購入しないという方針なので。ですから最近はもっぱらハイレゾというか、flac音源ばかりの購入ですし、このコーナーでもそれが占めています。flacならデコードしてWAVにも可能ですし、そもそも聴いている時はWAVとして聴いているわけで、再生しているときに一時的にデコードしているんですね。なら別にわざわざWAVに変換する必要など無いわけですから、flacのままでいいわけです(この説明を家電量販店の人はしないんですよねえ。だから詐欺だとか言われるんです。ハイレゾ自体に罪はありません)。

なので最近はCDを買わないんですよ、わたし。いや、小さいながらも棚は欲しいですし、すでに棚にあるCDも整理はしたいんですが、なかなか時間が・・・・・やるには多分、このブログの掲載ペースを落とさないと難しいでしょうw

ではなぜ、このCDを買ったのか。ちょうどこの時、私はマイミクさんといっしょにいました。この時期ってダイヤ改正直後で、ちょうど鉄ネタの関係でマイミクさんである人がよく上京してくる時期なんですねえ。で、そのマイミクさん、同時にクラシックで意気投合する関係でもあります。

で、そのマイミクさん。当然といってはなんですが、大阪にもあるにもかかわらず、上京時には都内のディスクユニオン行脚が恒例行事。私もそれに付き合うわけなんです。その付き合いの中で購入したのがこの全集だったのです。当然演奏者はだれかとか見て買いますから、第九が重複しているのは承知の上で買っています。

マズアとゲヴァントハウスの演奏は、第九しか持っていません。けれどもこのコンビなら、他の作品の演奏も聴いてみたいと思うじゃないですか。そして、この全集、紙ケースなので薄いんですね。通常のプラケースなら2つ分くらいしかありません。ちょうど棚がいっぱいであるわたしにとっては好都合だったというのもあります。それにしても、やはりディスクユニオンはすごい!購入した時、目移りしてしょうがなかったことを覚えていますw

さて、まずは1枚め。収録されているのは第1番と第6番。そう、これ番号順じゃないんです。枚数をできるだけ少なくするための編集ですね。ベートーヴェン交響曲全集ならあたりまえのことではありますが、最近はflacでも全集がちらほら出ておりたいてい番号順なので、できればflacでの全集一つとその他を2つ3つ持っているのが理想なんじゃないかって思います。でも、私は10も持っているのは別に嫌でもなんでもないですけどねw殆どは図書館で借りてきてリッピングしたか、flacなので。

むしろ、今私の中では保有CDのデータ化が念頭にあるので・・・・・WAVにするか、あるいはflacか。mp3の時代が終わるのならflacでいいと思いますが、まだまだ終わらないとなればむしろWAVのほうが便利です。そんなことも今念頭にあるものですから・・・・・

と、本論に戻りますが、第1番と第6番という、ある意味ベートーヴェン交響曲の進化が見えるカップリングだと、マズアのアプローチが明確になります。マズアはオケに歌わせません。そのかわり、芳醇なアンサンブルを求めています。それは第1番では最大限の効果を発揮し、生命力あふれる形になっていますが、第6番だと、カンタービレしていないのが少し不満でもあるんです。けれども、これもアリなのかなあって思います。

かつて、ある指揮者がバッファロー響を振って、第6番の演奏史上最速の演奏時間を叩き出したことがありますが、それはメトロノーム指示どおりに演奏しただけであったわけです。その意味では、むしろクルレンツィス指揮ムジカ・エテルナが演奏すべき作品だとも言えるかと思います。後期ロマン派じゃねえ・・・・・強迫性しか私には感じられません。

そんな昂矢としての演奏が、このマズア指揮ゲヴァントハウスの演奏だと言えるでしょう。いきなりクルレンツィスが出てきたんじゃなくて、マズアのようなフロンティアが居て初めて出てくるんです。こういったことを知らずにやれ革命だ!とか言う人が多くて困るんですよねえ・・・・・

それでも、第1楽章はかなりカンタービレしています。マズアが19世紀スタイルの人間であることを如実に物語ります。それがだんだんテンポアップ。第4楽章でそのテンポアップがクライマックスを迎えますが、第5楽章がそれほどカンタービレしていないんで、快速に感じます。でも、ここでカンタービレしないとねえって思います。その点はちょっと残念ですね。まあ、情熱がほとばしったんだと思いますけれど。

マズアは情熱的な人なので、こういったことも起きやすいって思います。この第6番をもって全体を批判するわけには行かないので、まだまだ聴いていきたいと思います。




聴いているCD
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲
交響曲第1番ハ長調作品21
交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」
クルト・マズア指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

地震および津波、水害により被害にあわれた方へお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福と復興をお祈りいたします。同時に救助及び原発の被害を食い止めようと必死になられているすべての方に、感謝申し上げます。




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