かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

東京の図書館から〜小金井市立図書館〜:リコーダー二重・四重協奏曲

東京の図書館から、小金井市立図書館のライブラリを御紹介しています。今回はリコーダーの二重及び四重協奏曲を収録したアルバムを御紹介します。

正確に言えば、古楽演奏なのでリコーダーと言わずフルートと言うべきだと思いますが・・・・・

それは横に置いといて、このアルバムの特徴は、ソリストにリコーダーカルテットを採用しているってことなんです。ソリストが、アムステルダム・ルッキ・スターダスト・クァルテット。このカルテット、リコーダー好きな人にとってはスーパースターなんです。

jinjinkaのブログ
リコーダーの神技〜協奏曲ハ長調RV443(アムステルダム・ルッキ・スターダスト・カルテット)
https://ameblo.jp/jinjinka/entry-10515505073.html

それとアンサンブルするのが、クリストファー・ホグウッド指揮エンシェント室内管。古楽演奏の老舗ですね。学究的でありながらも、とても生命力あふれるサウンドは、どこか私の魂を目覚めさせてくれます。

その上、出てくる作品と作曲家は、殆ど知られていない物ばかり。かろうじてテレマンが有名どころでは出て来るかなって感じです。そもそもテレマンも多くのフルート協奏曲、つまりリコーダー協奏曲を書いていますから、これは当然。

でも、ハイニヒェン、シックハルト、マルチェルロとなると・・・・・です。それとテレマン、ヴィヴァルディとが対照されているのも、このアルバムの特徴で、さすがテレマン、ヴィヴァルディと思うところもあれば、ハイニヒェンの「8声部の協奏曲 ハ長調」第2楽章なんざあ、パストレルですよ。いや見事!

バロックの裾野の広さを、あらためて感じます。それがごく自然と、演奏を聴いてノリノリになることで理解できるしかけなんです。いやあ、参りました!こういう資料をなぜに小金井は持ってるんだ?って思います。ものすごく濃ゆいです、これ。専門家もアマチュアも楽しめる一枚です。

特に、リコーダーがリズムを取るのに跳ねている!これは本当にまさに神業。まあ、取りあえず演奏するところまではある程度私ももう一度練習すればできると思います。でも、これだけリズムで跳ねて、生命力豊かに演奏できるかと言えば、中学校の時アルトもソプラノもリコーダーが吹けた私でも、不可能と断言します。これぞプロの、まさに「業」だと思います。




聴いている音源
ヨハン・ダーヴィド・ハイニヒェン作曲
8声部の協奏曲 ハ長調
ヨハン・クリスティアン・シックハルト作曲
4つのリコーダーと通奏低音のための協奏曲 ニ短調(第2番)
4つのリコーダーと通奏低音のための協奏曲 ト長調(第3番)
オルグ・フィリップ・テレマン作曲
2つのリコーダーのための協奏曲 イ短調
2つのリコーダーと弦楽のための協奏曲 変ロ長調
アレッサンドロ・マルチェルロ作曲
リコーダー協奏曲 ト長調
アントニオ・ヴィヴァルディ作曲
リコーダー・オブリガードと伴う2つの合奏体のための協奏曲 イ長調
アムステルダム・ルッキ・スターダスト・クァルテット
 ダニエル・ブリュッヘン
 ベルト・ドリーヴァ―
 パウル・レーンフーツ
 カレル・ヴァン・ステーンホーヴェン
クリストファー・ホグウッド指揮
エンシェント室内管弦楽団

地震および津波により被害にあわれた方へお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。同時に原発の被害を食い止めようと必死になられているすべての方に、感謝申し上げます。




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