今回のマイ・コレは、ナクソスから出ている「第九」です。ベーラ・ドラホシュ指揮、ニコラウス・エステルハージ・シンフォニアです。
このオーケストラは、以前ベートーヴェンの序曲集のときにもご紹介しました。指揮者もまったく同じです。
マイ・コレクション:ベートーヴェン序曲集第2集
http://yaplog.jp/yk6974/archive/577
一言で言いますと、それからこのオケはずいぶん成長したなあ、という感じです。第九なので気合が入ったのかどうかはわかりませんが、オケのアンサンブル、アインザッツともに素晴らしいものがあります。
そのせいなのでしょうか、実はこの音源は携帯の着信音では結構よく使われていまして、以前私も使っていたことがあります。こういったことをナクソスは結構やっていますね。
実はナクソスは古い音源は売ってしまっていることがありますので、ご注意くださいませ。この音源も確か今ではエイベックスからに変わっていたように思います。以前、まったく同じアーティストでエイベックスから出ていました。
それは横に置きまして、演奏はどちらかと言いますと爆演系なのです。それが一番よくあらわれているのが、第4楽章。ナクソスの帯には「合唱をやるのであればぜひ!」などという文面もありますが、確かにそれは全体としてはあっています。発音は確かによく聴きとることが出来ます。が・・・・・
第4楽章、vor Gott!の部分。はっきり言って楽譜通りではありません。ずいぶんとさらりと流しています。確かに、オケはハイドンのパトロンの名を冠しているだけに、古典派を小編成のオケという、モダンでハイドンの時代的な演奏を目指しているものですからそれもアリなのかもしれませんが、合唱経験のある私としましては、あまり感心しません。
それは、ここはフェルマータがついていますが、指揮者は六拍伸ばさなければいけないからです。当初短めだと感じていたスウィトナーですら、きちんと六拍伸ばしています。
どう数えても一拍少ない・・・・・もしかすると、残響を含めて一拍を数えているかもしれません。合唱が好きな方であれば、第九はそんな点に注目して聴くのも、歌うには必要なことだと思います。
それ以外は、小編成であってもここまでやれるのだ!という驚きにあふれています。合唱が入らないほかの楽章はとてもそんな小編成ということが信じられないほどです。しかし、合唱が入る第4楽章。特にナポレオンマーチ以降、ユニゾンまでのオケだけになる部分は確かに小編成であるということを意識させられます。ここを物足りないと感じるかそれとも美しいと感じるかは、聴く方の美意識に左右される部分でしょう。
少なくとも、この演奏は全体としては端整なのですが、意外や意外、爆演系であると私は思います。かなり細かい点ですけどね^^;
こういった演奏も出すか〜と、これだからナクソスは目が離せません。
聴いているCD
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲
交響曲第9番ニ短調作品125「合唱付き」
ハスミク・パピアン(ソプラノ)
ルクサンドラ・ドノーゼ(メゾ・ソプラノ)
マンフレッド・フィンク(テノール)
クラウディオ・オテリ(バリトン)
ベーラ・ドラホシュ指揮
ニコラウス・エステルハージ・シンフォニアおよび合唱団
(Naxos 8.553478)
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