かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

想い:岡本真夜の楽曲って、よくなかったか?

上海万博が開幕しましたね。万博好きな私は行きたいところですが、いくら物価が安いとはいえ、中国は・・・・・って感じです。

行きたい国のひとつではありますが、いろいろ問題も多い国。もう少し様子を見てからにしたいです(行くなら、万博よりは歴史方面が見たいので)。

そんなおり、万博開催直前に起こったのが、公式PR楽曲が実は岡本真夜の「そのままの君でいて」をぱくったという問題。中国側が素直に認めて、ことは無事収まりましたが・・・・・

私は、このような形で岡本真夜の曲が取上げられたことに、ある意味残念な気持ちです。岡本真夜さん自身はとても大きな心で、かつ低姿勢で対応されていますが、私としましては「なんでもう少し日本のファンは彼女の楽曲を取上げないの?」という気持ちでいっぱいです。

勿論、ファンにも言い分があるでしょうし、あまり責めたくはありません。でも、彼女の曲って何年か前の選抜の行進曲に選ばれるほど、人気もその楽曲もすばらしいものだったように思います。

以前からクラシックに関しては述べていますが、どうして私たち日本人は人任せなんでしょうか。これでは中国のおかげでふたたび人気がでそうな感じですね。

私は中国政府は嫌いですが、中国人はそれほど嫌いではありません。犯罪者もいますが、まじめに働いている人たちもたくさんいます。それに、工業製品も中国製が多くなっていますし、その品質を高めようと努力している中国人も大勢います。

しかし、日本ではますます中国嫌いな人たちこそ祖国愛にあふれる人という風潮が高まっていて、一体自分たちの責任はどこへ行ったのかという気がします。恐らく、彼女の楽曲をぱくったのはその楽曲がすばらしかったからという側面は否定できないように思います。

私も原曲を聴いてみましたが、前向きなとてもすがすがしい曲です。本来、日本人はこのような曲をこのんでいたように思います。まだ芸能活動もされている彼女なのに、なんでもっと盛り上げないのだろうかという気がします。もし、この件で中国を責めるのなら、その点はスルーして欲しくないですね。

ぱくりを指摘したのは、むしろ中国人だったということを、私たちは今一度考えるべきなのではないでしょうか。