かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

想い:オンキヨーにはまだ未来はある

想い、想い、今回はオーディオメーカーオンキヨーについて、語ってみたいと思います。

オンキヨーHEが倒産・・・・・以前、Intec275を使っていた私には衝撃的なニュースでした。デジタルの時代に乗れなかったのかと言えばそんなことはありません。Intec275では素晴らしい音を出してくれていました。

ではハイレゾの波に乗れなかったのかと言えば、そうでもありません。しっかりとflacにも対応するコンポもありました。

av.watch.impress.co.jp

それではなぜ、倒産まで至ってしまったのでしょうか?いろんな意見が飛び交っていますが、私は「ハイレゾが日本で受けれ入れられる前に商品化してしまった」ことが大きかったと思っています。

例えば、私もメンバーである、facebookのグループ「クラシックを聴こう!」あるいは「クラシックオーディオを語ろう」で、ハイレゾの話題はいまだに少数です。新しく買ったものもCDばかりであり、ハイレゾが出てくることはめったにありません。そんな時代に「ハイレゾ対応」とか言うと、「そんなややこしいものつけないで音を素直に聴かせてくれ」ということで他メーカーへと流れて行った、そう推測します。

しかし、今であれば私はオンキヨーのコンポを選ぶ、というのも選択肢として入るなと思います。実際、パナソニックのコンポSC-PMX90の売れ行きは絶好調です。

panasonic.jp

こう言っては何ですが、私は父が漏らした「テクニクス程度ね」というのは、オンキヨーを使っていたからこそわかるんです。テクニクスであるパナソニックのコンポが売れ行きが良く、しかも音も高評価を呈していることを考えれば、プロモーション次第ではオンキヨーは十分売れる商品であると言えるでしょう。ただ、です。

では、なぜ私は今オンキヨーを選んでいないか。一つは、すでにDENONのコンポがあったことです。だからこそ、PCは別に考える必要がありました。それが二つ目です、だからこそPCとつなげられるスピーカー、あるいはアンプを買う必要があった。だからこそオンキヨーを選ばなかったのです。勿論、パナソニックも。

私自身はPCがタワー型だったから、というのもあります。だからこそ結局、ソニーのポータブルスピーカーを据え置きとして使うという方法をとりました。しかし、いつかはそのソニーのスピーカーも寿命を迎えます。そして実はDENONはすでに寿命を迎えました。どう処分しようか迷っているくらいです。今はCDを聴くにもPCです。それはそれでソニーのスピーカーのおかげでいい音で聴いていますが・・・・・

残念乍ら、ソニーはPCとつなげるというよりは、Bluetoothで接続して、スマホもペアリングというような方向へと舵を切りました。それはそれで売れるでしょうが、しかし私のようにコンポ的にPCを使いたいというニーズは失うでしょう。ソニーは売り上げを考えそれでもかまわないという方法を取ったわけです。

しかし、オンキヨーがそれをすべきだったのかと言えば、私はそう思いません。むしろ私のようにPCをコンポとして使いたいというニーズを拾い上げることこそ重要で、それはもうすでに行っていたことです。しかし時代が付いてこなかった・・・・・・そして、オンキヨーの「音質追及」が、ハイレゾ対応までしたことで却ってオーディオファンを遠ざけてしまった、ということが本質でしょう。ですが時代は変わりました。オンキヨーのコンポが求められる時代は来ました。しかしその時には財務体質が持たなくなっていた、ただそれだけなのです。

それを、買収したアメリカの投資会社はわかっているようです。すでに新商品を売り出すことも決まっています。今後のオンキヨーがどんな商品を出していくのか、注目してみていたいと思います。もしPCに接続する魅力的な商品がソニーのSRS-HG10を更新するときに無ければ、オンキヨーのミニコンポも、候補の一つにしていいだろうと、今なら思いますし、同じ想いのオーディオ・ファンは必ずいると信じています。

 


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