かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

東京の図書館から~小金井市立図書館~:ヴァンハル 交響曲集

東京の図書館から、今回は小金井市立図書館のライブラリである、ヴァンハルの交響曲を収録したアルバムをご紹介します。

ヴァンハルは、チェコの作曲家で、古典派の時代に活躍しました。チェコ語だとヴァニュハルという表記のほうが正確であるようです。

ja.wikipedia.org

交響曲ハイドンに並ぶかの数を作曲しています。実はヴァンハルはディスクユニオンに足しげく通っていた時代によく見かけた作曲家です。そんなヴァンハルの交響曲を収録したアルバムが、小金井市立図書館にあることは大変助かる話です。何しろ数が多いので・・・・・ハイドンモーツァルトも、ともに神奈川県立図書館で全集を借りた作曲家です。

もちろん、全部集められれば集めたいという気持ちはもっています。しかし現状ではなかなか・・・・・ハイレゾではまだラインナップがないようですので、CDということになるでしょう。しかしもう棚の空きは少ないので・・・・・当面は、この交響曲集で我慢することとします。

さて、ヴァンハルは古典派の作曲家だと言いましたが、ここに収録されている作品は1770年前後に作曲された作品がほとんどです。しかも、古めかしい3楽章制は一つだけ。ほかの4曲は4楽章制です。つまり。ヴァンハルは交響曲を新しいジャンルとして、時代の先端をけん引した一人だと言えるでしょう。こういった作品達が、ベートーヴェン交響曲へとつながっていると言ってもいいでしょう。

そんな作品を演奏するのは、コンチェルト・ケルン。ドイツの古楽オケで、様々な作曲家の演奏を録音していることでも有名な実力派です。きびきびとした演奏スタイルはヴァンハルの作品が洗練されていて生命を持っていることを如実に表現していて、とても好印象です。いくつかコンチェルト・ケルンの演奏は聴いていますが、本当にどの演奏を聴いてもすっきりとして溌溂とした演奏になっているので、聴いていて楽しくなります。それは私の魂を喜びで満たしてくれます。

モダンオケであろうと古楽オケであろうと、その演奏がいかに私の魂を喜びで満たしていただけるのか・・・・・それは特にプロオケを聴くときの私の判断基準となっています。コンチェルト・ケルンは大抵その期待を裏切らない演奏をしてくれるので、安心して聴いていられます。このディスクを借りたのも、単にヴァンハルだったからだけではなく、演奏がコンチェルト・ケルンだからということもありました。その期待にたがわない生きのいい演奏です。

こういう演奏を聴いてしまうと、やはりヴァンハルの交響曲をもっと聴きたくなりますが・・・・・ハイレゾで出ているのを見つけるまでは、我慢することとします。棚をさらに増やすだけの場所もないですし、あったとしても、現状その資金もないです。仮に病気が治って仕事をしていたとしても、今年は値上げラッシュが待っています。それを考えますと、ハイレゾでチマチマ買っていくのが一番賢いのではないかなあと思っています。はあ・・・・・何が貯蓄から投資だよって思いますorz

 


聴いている音源
ヨハン・バプティスト・ヴァンハル作曲
交響曲ニ短調(ブライアンd1)
交響曲ト短調(ブライアンg1)
交響曲ハ長調シンフォニアコミスタ》(ブライアンC11)
交響曲イ短調(Brayan a2)
交響曲ホ短調(Brayan e1)
コンチェルト・ケルン

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