かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

今月のお買いもの:ビエロフラーヴェクとチェコ・フィルによるドヴォルザーク交響曲と協奏曲全集6

今月のお買いもの、令和4(2022)年5月に購入したものをご紹介しています。12回シリーズで取り上げています、e-onkyoネットストアにて購入しましたハイレゾ、ビエロフラーヴェク指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるドヴォルザーク交響曲と協奏曲の全集、今回は第6回としてピアノ協奏曲を取り上げます。

この全集を買おうと思った理由が、このピアノ協奏曲が入っていることでした。実は以前神奈川県立図書館でヴァーツラフ・ノイマン指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるドヴォルザーク交響曲と協奏曲の全集を借りてリッピングしてありますが、なぜか其の時ピアノ協奏曲だけできなかったのです。

そのため、いつかはドヴォルザークのピアノ協奏曲をと思っていましたが、それがこのビエロフラーヴェクが指揮する全集で実現したのです。そのため値段が6000円くらいしたので悩みましたが(何しろ現在休職し傷病手当金で生活しています)、ポチった次第です。

ドヴォルザークのピアノ協奏曲はかなりマイナーで、ドヴォルザークの3つの協奏曲の中でも演奏機会には恵まれず、知る人ぞ知るという作品となっています。しかし様式的にはロマン派の域を出ない華麗な作品となっており、決してヴィルトォーソな作品とは言えませんが、しかしメロディーメーカー・ドヴォルザークらしい、魅力的な作品となっています。

ja.wikipedia.org

そのためか、ビエロフラーヴェクはオケを存分に鳴らし、そこにピアノが華麗に乗っかってくる、という演奏をさせていて、それがまた魅力的に響くのです。このどこが悪く言われるんだろうなあと思います。勿論新しい点があるわけではありませんが・・・・・

しかし、この演奏では聴いていて全然飽きを感じさせないんです。むしろいつまでも聴いていたい演奏です。途中のフリアントもチェコのオケらしくノリノリですし、楽しいという印象しかないんです。演奏しているほうがノリノリということは楽しんでいるということであり、それは当然だと言えますが、とにかく聴いていて楽しい!

しっかし、ウィキはドヴォルザークピアノ曲をちょっと過小評価していないかなあという気はします。そんなのかんけーねえ!と悠然とオケを鳴らすビエロフラーヴェクのタクトも素敵。いかにもチェコらしい協奏曲であると感じさせます。これぞプロの仕事ですね。

 


聴いているハイレゾ
アントニン・ドヴォルザーク作曲
ピアノ協奏曲ト短調作品33
ギャリック・オールソン(ピアノ)
イルジー・ビエロフラーヴェク指揮
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
(Decca flac96kHz/24bit)

地震および津波、水害により被害にあわれた方へお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福と復興をお祈りいたします。同時に救助及び原発の被害を食い止めようと必死になられているすべての方、そして新型コロナウイルス蔓延の最前線にいらっしゃる医療関係者全ての方に、感謝申し上げます。