かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

今月のお買いもの:ビエロフラーヴェクとチェコ・フィルによるドヴォルザーク交響曲と協奏曲全集4

今月のお買いもの、シリーズで取り上げております、e-onkyoネットストアにて購入しましたハイレゾ、イルジー・ビエロフラーヴェク指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるドヴォルザーク交響曲と協奏曲の全集、今回はその第4回です。

今回は第4曲目となるヴァイオリン協奏曲です。ドヴォルザーク管弦楽作品の中では、交響曲やチェロ協奏曲に比べるとヴァイオリン協奏曲が演奏される頻度は我が国では少ないのではないかと思いますが、その中でも比較的知られているのがこのヴァイオリン協奏曲ではないかと思います。

ヨアヒムに出会ったことが作曲の動機となったため、作品はヨアヒムに献呈されましたが、ドヴォルザークの生前にはヨアヒムによって演奏されることはなかったヴァイオリン協奏曲。しかしメロディーメーカー・ドヴォルザークの特徴的な主題は、一度聴いたら忘れられない独創性を持っています。

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この曲のソリストはツィンマーマン。ヴァイオリンを目いっぱい歌わせ、かつ清廉な演奏は、情熱的かつ美しい世界を実現させています。この全集におけるビエロフラーヴェクとチェコ・フィルの演奏にぴったりです。相性の良さを感じます。

かつ、メロディアスな雰囲気を持ち、生命力もある演奏です。ヨーロッパでも近年までは演奏機会が少ない曲だったようですが、最近では再評価が進んでおり、演奏機会は増えているようです。我が国でも増えるといいなあと思います。魅力的な内容を数多く持つ作品なので。

もしかすると、この演奏は一つのスタンダードになるかもしれません。

 


聴いているハイレゾ
アントニン・ドヴォルザーク作曲
ヴァイオリン協奏曲イ短調作品53
フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)
イルジー・ビエロフラーヴェク指揮
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
(DECCA flac96kHz/24bit)

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