かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

東京の図書館から~小金井市立図書館~:シャブリエ ピアノ作品集1

東京の図書館から、小金井市立図書館のライブラリをご紹介します。シャブリエのピアノ作品集です。

シャブリエと言えば、「スペイン」などの管弦楽曲で有名なのですが、実は調べてみると、むしろ圧倒的にピアノ作品のほうが多いのだとか。

ja.wikipedia.org

enc.piano.or.jp

確かに、ピティナのページでも解説があるものが多いです。こういう事があるからクラシック音楽を聴くのは楽しいのですよね~。私などは「あら、珍しいシャブリエのピアノ作品なんて」って思って借りたのですが、おーまちがーい!だったわけです。むしろ管弦楽作品の方が「あら、珍しい」というわけなんですね。

まず第1集ですが、和声的に確かにロマン派とは異なる新しい時代を予感させるものです。そのうえでこの第1集には結構歌う作品が多く収録されているように思われます。歌う作品が多いということは、つい体がリズムを取ってしまうということにもなるのですが・・・・・・聴いているうちにそのようになりました。

演奏も、実に繊細で時には力強く、生命力あふれるものです。ピアノはバルビゼで1962年の録音。ソニーのMusic Center for PCでDSEE HXを動作させてハイレゾ相当で聴きますとそんな録音の古さを感じさせないのがいいですね。ということは1960年代ですがそれほど録音時にイコライザをいじっていないということになります。そもそもが録音時のクオリティが素晴らしいのでしょう。

古い演奏をハイレゾ相当にして聴いてみると、意外とこれなに?というものも名演と言われているものでもありますから・・・・・意外とあてにならないものです。ですがこれは素晴らしい!ロケーションの空気感、そして繊細なタッチ。歌うピアノ・・・・・もう、たまりません。

もっと演奏されてもいいよねえと思いますが、さて、第2集は?

 


聴いている音源
エマニュエル・シャブリエ作曲
絵画風の小品集
気まぐれなブーレ
5曲の遺作(ピアノのための5つの小品)
シーボイたちの踊り
即興曲
ハバネラ
ピエール・バルビゼ(ピアノ)

地震および津波、水害により被害にあわれた方へお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福と復興をお祈りいたします。同時に救助及び原発の被害を食い止めようと必死になられているすべての方、そして新型コロナウイルス蔓延の最前線にいらっしゃる医療関係者全ての方に、感謝申し上げます。