かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

今月のお買いもの:アダム・フィッシャー指揮デンマーク室内管弦楽団によるベートーヴェン交響曲全集7

今月のお買いもの、令和4(2022)年1月にe-onkyoネットストアにて購入しました、アダム・フィッシャー指揮デンマーク室内管弦楽団の演奏によるベートーヴェン交響曲全集を取り上げていますが、今回はその第7回目です。交響曲第7番を取り上げます。

ここまで比較的アグレッシヴなテンポを選択してきた、アダム・フィッシャー。しかしこの第7番では決して全体的に速いという印象を持ちません。弦の使い方などで爽快という感じはありますが・・・・・

むしろ、全体的に「見えを切る」部分が多く、アグレッシヴさに多少のブレーキをかけることで聴衆に「何が起こっているんだろう?」とワクワクさせるような効果を持ちます。いたずらしている子供がふい、と別な方向を向いてお母さんに怒られても平気な顔をしているかのような・・・・・

茶目っ気たっぷりな子供のような演奏。これは新解釈だなと思います。何しろ第7番はベートーヴェンが最後の恋をしていた時期に書かれた作品ですから・・・・・しかも、不倫。

どこか、愛する人に会いに行くベートーヴェンの「茶目っ気」がフォーカスされているような気すらします。手紙では大人な文章というか、壮麗な言葉がつづられていますが、実際のベートーヴェンはどんな感じだったのか・・・・・むしろ子供っぽかったのかもしれません。

まあなんてお茶目・・・・・素敵💛

・・・・・人妻さんなら、ありえる話です。私、以前合唱団で人妻さんにもてましたから・・・・・って、理由になっていないだろ!というおしかりもあろうかと思いますが、結構これが大有りなんですよ、ええ。だって、普段触れない茶目っ気たっぷりな男性がそこにいるんですよ、旦那とは違う。そりゃあ、ワクワクもするってもんです。

アダム・フィッシャーはそんな「茶目っ気ベートーヴェン」をこの第7番のスコアから見出したのかもしれません。聴いていて徹底的に楽しいんです!ベートーヴェン交響曲第7番の演奏ではここまで楽しい演奏は珍しいように思います。

いずれにしても、ここまで本当につまらない演奏が一つもないのが素晴らしい!「新世代の演奏」というナクソスの触れ込みは、あながち間違ってはいないと思います。

 


聴いているハイレゾ
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲
交響曲第7番イ長調作品92
アダム・フィッシャー指揮
デンマーク室内管弦楽団
(Naxos 96kHz/24bit)

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