かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

東京の図書館から~小金井市立図書館~:ドホナーニとウィーン・フィルのメンデルスゾーン交響曲全集1

東京の図書館から、久しぶりに小金井市立図書館のライブラリをご紹介します。今回からシリーズで、メンデルスゾーン交響曲全集を取り上げます。

メンデルスゾーン交響曲全集は、かつて神奈川県立図書館所蔵CDのコーナーでも取り上げていますが、その時はオランダのオケが中心のものでした。今回は指揮者はクリストフ・フォン・ドホナーニ、オケはウィーン・フィルと固定、なのです。

このドホナーニとウィーン・フィルとの全集は、特にその豊潤なサウンドが聴きどころかな、と全体的には思います。特に和声が動いていく途中の経過部分などのサウンドが本当にいい!これがウィーン・フィルのすばらしさだろうなと思います。

この第1集に収録されているのは第1番と第5番「宗教改革」。最初と最後が収録されているという形ですが、どちらもメンデルスゾーンのはつらつとした部分が反映されている作品。多少どっしりとしたテンポで和声を十分聴かせてくれます。その分激しさはオランダオケに比べると減退していますが、それでも激しさを感じるのはさすがウィーン・フィルだと思います。

少なくとも、第1番はmp3プレーヤーに入れているのを差し替えてもいいなあと思う演奏です。第5番はやっぱりもう少しテンポアップしていればなあという感じが強く、決して悪くないですしサウンドという点ではむしろ高得点なのになぜか差し替えようとまでは考えないですね。むしろWAVなのでflacに変換しXperiaに入れようかって思います。mp3プレーヤーとスマホが違っていてもいいって思いますしね~。

カップリングの序曲「静かな海と楽しい航海」もいい演奏です。穏やかな海を航海している様子が目に浮かぶようです。特に大西洋は荒海ですしね・・・・・なぜ太平洋というかと言えば、それだけ穏やかだからです(とはいえ、それは発見された時がそうだったからで、実際には太平洋だって台風が荒れ狂う海ですけれどね。沖縄の人などどれだけ経験していることか)。

実はこれからこの「東京の図書館から」のコーナーは全集が多くなってくる時期なのですが、その最初期のものです。その当時私はちょうど府中市立図書館に通い始めたときで、全集ものにのめりこんでいく時期なのですが、それはそれでまたご紹介するときが来るでしょう。

 


聴いている音源
フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ作曲
序曲「静かな海と楽しい航海」作品27
交響曲第1番ハ短調作品11
交響曲第5番ニ短調作品107「宗教改革
クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

地震および津波、水害により被害にあわれた方へお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福と復興をお祈りいたします。同時に救助及び原発の被害を食い止めようと必死になられているすべての方に、感謝申し上げます。