今月のお買いもの、令和元年7月に購入したものをご紹介します。今回はここんところシリーズで購入しているハイレゾの飯森範親指揮日本センチュリー響によるハイドンの交響曲全集の第6集です。
まず、この第6集で評価したいのは、PDFでブックレットが付いたってことです!これは高評価です!本来は当たり前のことなんですけどね。エクストンさん、今後もお願いします!
そのブックレットで明らかになったことは、このシリーズがいずみホールでのものであること。これは以前から残響等で私が推測していたことなんですが、今回それが正しかったことを確認できました。こういう点もブックレットがある利点です。
さて、演奏はいつもの通りステディで、かつ生命力に富んだもの。ハイドンなんで感激するとかそういうものはないですけれど、それでもワクワクさせるのは本当に素晴らしいって思います。こういうオケ、日本のプロオケではなかなかなかったですからね。
ブックレットによれば、3曲とも通奏低音としてチェンバロが採用されているとのことなんですが、あまり目立ちません。音量が小さいせいなのかもしれませんが、もう少し音が拾えてもよかったかなって思います。まあ、古典派の時代だからあまり目立たなくてもいいという飯森氏の判断なのかもしれません。これはスマホで聴いてみるほうがよさそうです。この原稿を書いている段階ではスマホでは聴いていないので、スマホで確認できるといいなって思います。
3つとも時代が違うとはいえ、3つとも4楽章制を取る作品を集めているという点でも、面白い音源だと思います。それを十分楽しむオケと指揮者。やはり演奏は楽しまないとね!そこからですよ、ええ。
飯森氏の解釈は決して奇をてらうものではないんですが、カンタービレすることは注意を払っているように思います。その分、演奏が楽しめるんだと思います。そういったところへの団員たちのリスペクトもあるのかな?とも思います。どの演奏も聴いていて本当に楽しいんですが、この第6集でもその楽しさが失われないのが、買い続けている理由だともいます。データなので場所も取らないですしね!
ようやく最新のに追いついた感じですが、これでも収録は昨年(2018年10月19日)なんですよね~。直に第7集が出る気がしますんで、またぽちりたいと思います!
実は、7月は結構久しぶりに散財しまして・・・・・このほかに2つも買ってしまいました!そのうち一つはなんと!私が批判し続けているクルレンツィス指揮ムジカ・エテルナの「悲愴」。さて、どんな演奏なのか、レビューをお楽しみに!
聴いている音源
フランツ・ヨゼフ・ハイドン作曲
交響曲第39番ト短調Hob.I:39
交響曲第61番ニ長調Hob.I:61
交響曲第73番ニ長調Hob.I:73「狩り」
パブロ・エスカンデ(チェンバロ)
飯森範親指揮
日本センチュリー交響楽団
(Exton ovd00687)
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