かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

今月のお買いもの:飯森範親指揮日本センチュリー響のハイドン交響曲全集1

今月のお買いもの、平成29年10月に購入したものをご紹介します。飯守範親指揮日本センチュリー交響楽団が2015年から始めたハイドン交響曲全集から、第1集です。

え、棚がないって言うのに、ハイドンの全集ですか?大丈夫なんですかというご心配の声も聞こえて来そうですが、ご安心を。ストレージはまだ1テラ近く残っております。つまり、ハイレゾなんです。

しかも、私としては初めての本格ハイレゾになります。つまり、収録時からハイレゾ配信を念頭に置いたもの、と言う事です。ちなみにレーベルはエクストン。国内オケの録音では定評あるレーベルです。

ハイドンの全集は、神奈川県立図書館でほぼ全曲をドラティ指揮フィルハーモニア・フンガリカでそろえているわけなんですが、それ以外を借りようと思いましたら、神奈川県立図書館では借りることができないことになりました。府中市立図書館はまだ確認していませんが、全集と言うのはなかったように思います。

となると、購入しかなくなるわけですが、棚をたくさん増設できるほど、借家は広くありません。となると、もっとも現実的なのはDLと言うことになるわけです。そんな折、e-onkyoのサイトで見つけたのがこの演奏です。

実は、飯守範親氏は、以前ネットで記事を読んだ時からツィッターで私はフォローしておりまして、そんなことから以前も神奈川県立図書館でブラームスの「ドイツ・レクイエム」を山形交響楽団他の演奏で借りており、御紹介しています。

そんなこともあったことから、今回購入に踏み切りました。オケの日本センチュリー響は関西を中心に活動しているプロオケで、旧称の大阪センチュリー響で知っている方も多いかと思います。

http://www.century-orchestra.jp/

府内3か所のホールをフランチャイズとしている点が、在京オケとはまた異なる特色でしょう。もともと東京でいえば都響のような団体だったわけですから当然と言えば当然かもしれません。その意味では、東京都交響楽団フランチャイズに置いては、池袋の東京芸術劇場だけではなく、都下のホールでの定期演奏会も積極的に行う必要があるかもしれません。

この演奏は、3か所のうち、テレマン室内管弦楽団の本拠としているいずみホールでの録音で、テレマンさんとは違ったモダンオケの響きを存分に味わうことができる点でも優れた録音です。しかも、優れているのは編集や演奏も、です。

まず編集面では、ハイドン交響曲第6番は本来3部作であるはずなのですが、あえて独立して演奏し、作曲時期の近い第17番、第35番と並べて演奏するというのが特徴的です。

交響曲第6番 (ハイドン)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC6%E7%95%AA_(%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%B3)

ハイドン交響曲第6番の概要
https://www.kanzaki.com/music/perf/hyd?o=Hob.I-6

ハイドン交響曲第17番の概要
https://www.kanzaki.com/music/perf/hyd?o=Hob.I-17

ハイドン交響曲第35番の概要
https://www.kanzaki.com/music/perf/hyd?o=Hob.I-35

第6番はそもそも合奏協奏曲の内容も持つだけあって、オケの各パートのファーストがスターになる作品ですし、それ以外はオケ全体としての魅力を呈示できる作品です。このプログラムにした人は本当に素晴らしいです!橋下さんはもっとこういうことを誉めるべきです。そもそも、府の団体から独立したのは橋下改革によってだったのですから。

その上で、演奏は生き生きとしており、モダンオケなのにどこか古楽的な響きもあるものになっています。e-onkyoに寄稿された、飯守氏の文章をもう一度見ないとなんとも言えませんが、もしかするとモダンオケに古楽の弓を使っている可能性も0ではないと思います。

ともかくも、ホールの素晴らしい残響時間も相まって、豊潤でどこか楽しい演奏が実現されています。少なくともこれら3曲はエステルハージ家における作品ですから、楽しみを前提とした作品であるわけですから、その楽しさが聴き手に伝わる者である必要があるわけですが、しっかりと伝わっていると思います。

日本のオケ、しかもモダンオケで、これだけ豊潤で楽しいハイドンが聴けるなんざあ、素晴らしいですが、この録音はハイレゾです。これが本当に音の立ち上がりに優れており、素晴らしい!ホールに満てる残響もしっかりと記録されており、まるでホールにいるようです。いやあ、私のPCのスピーカー、1000円なんですが・・・・・これが真のハイレゾの実力でしょう。




聴いているハイレゾ
フランツ・ヨゼフ・ハイドン作曲
交響曲第6番ニ長調Hob. I:6「朝」
交響曲第17番ヘ長調Hob. I:17
交響曲第35番変ロ長調Hob. I:35
飯森範親指揮
日本センチュリー交響楽団

地震および津波により被害にあわれた方へお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。同時に原発の被害を食い止めようと必死になられているすべての方に、感謝申し上げます。




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