かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

東京の図書館から〜小金井市立図書館〜:ポッパーのチェロ作品集

東京の図書館から、小金井市立図書館のライブラリをご紹介しています。今回はダーヴィド・ポッパーが作曲したチェロ作品集を収録したアルバムをご紹介します。

ダーヴィト・ポッパー〜デイヴィッド・ポッパーと訳する場合もあり、私が借りたCDはその表記だったのですが〜また聞きなれない作曲家が出てきました。19世紀から20世紀にかけて活躍したチェリストで作曲家です。

ダーヴィト・ポッパー
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%BC

ではなんでこの作曲家のCDを借りてきたのかといえば、チェロがシュタルケルだから、です。

ヤーノシュ・シュタルケル
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%B1%E3%83%AB

そんなシュタルケルが選ぶ作曲家なのですから、とにかく信じて借りてみようというのがそもそもでした。そして、その選択は大当たりだったのです。

後期ロマン派の香りがプンプンする各作品は、気品もあることから聞き飽きないですし、またシュタルケルのチェロも本当に歌っており饒舌。サポートするピアノの練木繁夫も一緒に歌っているのがまたいい!

まあ、そんな「歌」なのでここに収録されている作品たち以外は忘れ去られている感じはありますが、私は一瞬にとりこになりました。いつかmixiの私の鑑賞会でも取り上げたい作曲家です。

確かに、時代的には古めかしい作品がずらりですが、けれどもこういった旋律、和声は聴き飽きないので、嫌いにはなれませんね〜。

歌は西洋であれば教会のモテットなど、決して低くみられるものではないはずなんですが、なぜか我が国では低く見られます。和声的に複雑な混声合唱組曲なども「非難」の対象。いやあ・・・・・なんともはやです。けれども、シュタルケルは思う存分歌っているんですけれど?歌ってそんなに毛嫌いしなければいけないものなのでしょうか。

で、シュタルケルなら「素晴らしい!」ってなるんですから、おかしな話ですね。演奏の質で判断してならともかく、歌だからだめって・・・・・だからこの国の演奏者たちは全然カンタービレしないんだってばといっても、どこ吹く風ですしねえ。右同様左もなので・・・・・

シュタルケルのこの演奏は、そんな日本の聴衆に対する一つのアンチテーゼに聴こえるのは、私だけなんでしょうか。




聴いている音源
デイヴィッド・ポッパー作曲
�@いつかの美しい日のように
�Aガヴォット ニ短調
�Bマズルカ
�Cヴィト―
�D小さなロシアの主題による幻想曲
�E出会う
�Fパピヨン
�G秋草の花
�H小人の踊り
�Iスペインの謝肉祭
�Jノクターン
�Kガヴォット ニ長調
�L村の歌
�M子守歌
�N妖精の踊り
�Oセレナード
�P紡ぎ歌
�Q一葉のアルバム
�Rメヌエット
�Sタランテラ
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
練木繁夫(ピアノ)

地震および津波、水害により被害にあわれた方へお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福と復興をお祈りいたします。同時に救助及び原発の被害を食い止めようと必死になられているすべての方に、感謝申し上げます。




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