かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

神奈川県立図書館所蔵CD:サン=サーンス 交響詩と管弦楽作品集

神奈川県立図書館所蔵CDのコーナー、今回はサン=サーンス交響詩管弦楽作品を収録したアルバムをご紹介します。指揮はデュトワ、オケはフィルハーモニアとロイヤル・フィル。そしてヴァイオリンがチョン・キョンファ・・・・・え?

すでにサン=サーンス交響詩は借りてきておりすべて音源を持っていますが、他の演奏もと思ったのもあるんですが、そもそも、デュトワとチョンなのに、オケはイギリスって、こいつは面白いって思ったわけなんです。録音年代を見てみると1977年。まだモントリオールではない時代。つまりそんな古くから、この二人は親交があり、録音を残していたんだなあって思います。

実際、チョンはデュトワの指揮で、同じサン=サーンスのヴァイオリン協奏曲を収録していますし。フランスものが得意なデュトワはヴァイコンだけではなく、サン=サーンスのピアノ協奏曲全集もモントリオール響とロンドンレーベルで収録しており、サン=サーンスは得意な作曲家だと言えるでしょう。

そんな二人の演奏なのですが、もうすこしキャリアを積んだ時代の演奏を聴いてきた私としては、若いなあ、青いなあって思う部分が散見されます。艶もあって素晴らしい演奏なのですが、例えば最も有名だと言える「序奏とロンド・カプリチオーソ」は勢いで行っているような感じ。もう少しだけカンタービレしていれば、最高なのになあって思います。ねえチョン、もっと歌ってよ!

それ以外は本当に艶と歌で、もうメロメロ。ソリストが居ない作品はさすがデュトワカンタービレします。だからこそ作品が生きてきますし、語りかけても来ます。そう来なくっちゃ!

まあ、それはそもそも私が合唱屋だったからなのかもしれませんが、やはり歌ってくれないとねって思います。

それと、図書館の音源でよくあることなんですが、最後の「英雄行進曲」は素晴らしい演奏なのに、音飛びが・・・・・あのう、もう少し資料は大切に扱ってくださいね。市民皆のものなので・・・・・まあ、これハイレゾでというか、flacで再販するのを待つしかないようですね・・・・・トホホ。まあ、そのほうが断然音が良かったりするかもしれませんがw

せっかくいい演奏なのに、色んな面でダメ出しをせざるを得ないアルバムでした。




聴いている音源
シャルル・カミーユ・サン=サーンス作曲
�@交響詩「死の舞踏」作品40
�A交響詩「ファエトン」作品39
�B交響詩「オンファールの糸車」作品31
�C序奏とロンド・カプリチオーソ 作品28
�Dハバネラ 作品83
�Eヘラクレスの青年時代 作品50
�F英雄行進曲 作品34
チョン・キョンファ(ヴァイオリン、�C)
シャルル・デュトワ指揮
フィルハーモニア管弦楽団
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(�C・�D)


地震および津波、水害により被害にあわれた方へお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福と復興をお祈りいたします。同時に救助及び原発の被害を食い止めようと必死になられているすべての方に、感謝申し上げます。




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