かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

今月のお買いもの:瀬川玄 クラシック・ピアノ・リサイタル

今月のお買いもの、平成26年5月の6枚目は、瀬川玄さんのピアノ・リサイタルのCDです。「音楽道場」にての購入です。

瀬川さんとは、まだ彼がドイツにいたころに関係が始まりました。ネットというのは便利なもので、某SNSですっかり意気投合し、現在に至っています。

瀬川さんはピアニスト、私は当時人間関係の中で合唱団を辞めざるを得なくなった、元アマチュア合唱団員。でも、演奏者であるという点と、様々な視点が共通する部分が多かったという点で、友人として関係を結べたように思います。

そんなわけで、このブログでも瀬川さんの話題は出てくるわけなのですが、実は、このCDに関しては一度取り上げています。

コンサート雑感:瀬川玄ピアノ・リサイタルを聴いて
http://yaplog.jp/yk6974/archive/964

このコンサートを収録したCDなのです。

ですから、本来であれば、演奏面は上記のエントリに任せたいところなんですが・・・・・

このCD、多分メジャーレーベルでないという点もあるのでしょう、瀬川さんのいい点が収録しきれていないなあという気がするのです。

演奏というよりは、レコーディングエンジニアのほうですね。つまり、録音です。特に、ffのダイナミズムは瀬川さんの真骨頂だと思うんですが、それがCDからはいまいち伝わらないんですね。

まあ、収録というのは、マイクの位置でもその結果が変りますし、仕方ないかなあと思いますが、もう少しダイナミズムという点が収録されていると、彼のいい点がより多くの人に判るんだけどなあと、残念です。

ただ、上記エントリでも触れていますが、瀬川さんの端整さは充分に記録されていますし、また、「ロマンティックなワルツ」と「ベルガマスク組曲」が連続して演奏されるなどが、忠実に記録されているのは嬉しいです。これを聴けば、腰を抜かす人は多いのではないかと思いますし、それだけに貴重な記録でもあります。

CDのブックレットも、当日のパンフレットと同じになっていて、これも一石を投じるのに十分だと思います。今年は「物語」が問題になった年ですが、では、絵や詩作などだけで、あなたはこの演奏を聴いてどこまで想像力を働かせ、何を受け取りますか?という問いでもあるわけです。

現代音楽ではない、新垣さんの言葉を借りれば「手あかのついた」音楽であっても、聴き手の想像力に任せる演奏にすることはいくらでも可能であることを、この演奏は佐村河内問題が起こる以前にやって見せたわけですし、またこのCDでも、現在進行形で問題提起し続けているわけなのです。

このCDは瀬川さんの関係者からでしか購入することができず、関係者と友人関係を結ぶか、あるいは瀬川さんが主宰する「音楽道場」(音楽を聴くことを一つの「道」としてとらえて勉強していくサロン)の会場のいずれかで購入が可能ですが、もしご興味があれば、アクションを起こしてみてはいかがでしょうか。

なお、「音楽道場」に関しては、「瀬川玄 音楽道場」で検索をお願いします。どなたでも参加可能です。ただ、毎月第2水曜日の午前中ですが・・・・・・

私は休暇を取って参加することが多いので、もしかするとお会いできるかもしれません。読者の方とリアルで触れ合えることを、楽しみにしているとともに、おそらく、何よりも瀬川氏が喜ぶことでしょう。




聴いているCD
瀬川玄 クラシック・ピアノ・リサイタル
クロード・アシル・ドビュッシー作曲
夢想
バラード
ロマンティックなワルツ
ベルガマスク組曲(全曲)
夜想曲
牧神の午後の前奏曲
仮面
喜びの島
アンコール:亜麻色の髪の乙女
      「ピアノのために」よりトッカータ
      二つのアラベスク第1番
瀬川玄(ピアノ)

地震および津波により被害にあわれた方へお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。同時に原発の被害を食い止めようと必死になられているすべての方に、感謝申し上げます。




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