かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

音楽雑記帳:NHKFMネット配信開始はコンポの未来を変える

音楽雑記帳、今回はFM放送がオーディオにもたらす可能性についてです。

ようやく、NHKラジオ放送のネット配信が始まりました。

NHKネットラジオ らじる★らじる
http://www3.nhk.or.jp/netradio/

以前、このコーナーで今年の秋にはNHKがネット配信を始めるようですがと述べたと思いますが、私はそれが待ちきれないのと、いいコンポがほしかったことから、チューナー付のコンポを買い求めました。

しかし、聴くだけであれば、時代はコンポすら消し去るかもしれません。

そもそも、このネット配信は、難視聴対策としてNHKがおこなっているものでして、それだけに音質はとてもいいものとなっています。

実は、私はコンポでFMを聴きますが、それは有線なのです。

iTSCOMラジオ
http://www.itscom.net/service/radio/index.html

これは、私の家のケーブル局がおこなっているサービスで、NHKの放送局から受け取った電波をケーブルに載せています。

では、NHKのネット配信は違うのかと言えば、全く同じか、もしかするとケーブル局よりもいい音質かもしれません。なぜならば、NHKからインターネット回線を通って直で来るからです。

空気中というは実にいろんな障害があります。ですから難視聴地域というものがあるのです(実は、私の家もそのうちの一つです)。それがケーブル、つまり有線できますと空気中よりははるかに障害が少なくて済むのです。

ですので、とても音はクリアですが、はっきり言ってケーブル局とネット配信どちらも甲乙つけがたいですね。

ネット配信の弱みは、録音にひと手間かかるという点でしょう。ネット配信はダウンロードではなくストリーミングですから、パソコンにそれなりのソフトがないと録音できません。つまり、昔ながらにその場にいて録音ボタンを押す必要があります。しかし、すぐ音楽ファイルが作成できる点で優れています。

それはケーブル局の有線放送でも同じですが、タイマー録音ができる分、ケーブル局配信のほうがすぐれているともいえます。基本的に、ケーブル局からのものは聴くにはデッキで聴くわけですから。デッキにタイマーがあればそれでその場に居なくても録音できます。しかし、パソコンに音楽ファイルを作成するには、デッキからパソコンへ結局その場に居ながらダビングをしなければなりません。

こうなると、以前から私が述べていますように、コンポとパソコンは親和性を持つようになるだろうと思います。ただ単に音楽を聴くだけであればすみわけできました。しかし、時代はおそらくどちらも一体化していく方向に行くでしょう。デッキは特殊な機能を持つものとして生き残るだろうと思います。

まず真っ先にコンポーネントでなくなるのは、アンプだろうと想像しています。なぜなら、その役割こそパソコンが今すでに担っているからです。アンプにハードディスクが内蔵されていて、その上でCDプレーヤーが搭載されているものって、なあに?というクイズがあったら、私は迷うことなく「パソコンの筐体」と答えるでしょう。

今では、コンポでもそういったものが出ていますが、mp3に圧縮することに主眼が置かれていません。あくまでも、パソコンで作られたものをコンポでも聴けるようにしたものです。

ONKYOからはパソコンを中心とするネットワークにつなげられるものが出てきましたが、最初にネットワークを構築せねばならず、途中からは難しいのが現実です(実はそれを今年買うときに候補に入れましたが、後からネットワークに入れられないことがネックであきらめた経緯があります)。

ユーザーがもとめるものは、これはあくまでも私の個人的意見ですが、しかし潜在的に多くのユーザーが持っている希望だと思いますが、後からネットワークに追加できるタイプのものです。つまり、パソコンの外付けとして使用できるタイプのものです。

筐体をアンプリファイアとして、それにデッキをつなげる・・・・・アンプに単体のデッキをケーブルでつなげるのと同じです。そのアンプがパソコンに変わるだけです。しかし、求められるものはこれで確実にそうなっていくでしょう。

クラシック以外のジャンルではすでにあまりやられていないとはいえ、エアチェックじみたものは実は隠れてやられています。たとえば、DVDから音声だけリッピングするとかです。そういったことがデジタル時代になり盛んにおこなわれるようになってくれば、当然コンポーネントはデジタル音楽ファイルを扱うことが中心となるはずですし、すでにそうなっています。であれば、従来のアンプでは機能的に足りません。

mp3に情報を書き込む機能も必要ですし、管理するソフトも必要になります。しかし、それをやってしまうと、アンプはまた値段が高くなってしまい、コアのオーディオファンからもそっぽを向かれるでしょう。

となると、一番いい解決方法は、パソコンのアンプを強化することになります。でなければ、アンプそのものもパソコンの外付けとしてしまうか、でしょう。

つまり、アンプをパソコンにUSBケーブルなどでつなげてしまうことです。これがもしかすると一番現実的な未来なのかもしれません。

そういったことが、このネット配信から生まれるかはわかりませんが、CDの録音時間は第九が基準になったことを鑑みれば、あながちあり得なくはないのではないかという気がします。





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