震災から、2か月ほどたちました。
被災地は未だ苦しみの中にいます。特に福島県は原発の状況が芳しくないがため、状況的にはかなり追い詰められていると思います。
そんな時こそ、心のケアが必要になってきます。
私がなぜ、震災後一日も欠かさずエントリを上げているかと言えば、以前も申しましたが、被災者のかたが落ち着いたときに、このブログにたどり着いた時、「あ、継続してやってくれているんだな」とほっとしてもらえるように、その灯台になりたいと願ってのことです。
このブログを今、被災地で見ることが出来る人なんて、ほとんどいらっしゃらないと私は思います。それでも、わたしの使命はこのブログを書き続けることで、日常を普通に過ごしていくことであると思っています。そしてそれこそが、被災された方が一番望んでいらっしゃることだと思っています。
そうでなければ、あの仙台フィルの演奏の「ふるさと」の大合唱を、私たちはどうとらえればいいのでしょうか。
これから、音楽の出番です。勇気づけるもの、そして癒すもの、寄り添うもの、学究的なもの、人が必要とする音楽は様々です。私のスタンスではそれはクラシックでです。ほかのジャンルでも、そういった曲はありますし、今後できればそういった曲もどんどん紹介していきたいと思っています。
特に私が感動したエピソードが二つあります。
一つは、大船渡の高校の吹奏楽部が、避難所となっている母校で被災者に演奏をしたことです。そのことが被災者の心をどれだけいやしたかわかりません。
もう一つはこれも三陸でしたが、支援に来ている陸上自衛隊の隊員が、スコップを三味線がわりに演奏したのです。これもそういった楽器での演奏の文化がある地域ではうれしかったでしょう。それと同時に、私はこの自衛官の、即応体制に感心しました。
普通、楽器がないとって尻込みすると思います。そんな中、スコップを使ったいわゆる「エア三味線」で楽しませるなんて、自衛官らしいなと思ったのです。
果たして、私はその現場にもしいたら、そんなことできただろうか、と・・・・・
自衛隊の活躍が多く語られていますが、こんな点を評価している人はあまりいません。これもその自衛官が、言葉よりも音楽のほうがこころのケアに適していると体で知っているからこそだと思います。
こういったことが、東北全域で今後必要となっていくでしょう。プロ・アマの垣根なんてありません。音楽が楽しめること、それ自体が立派な復興支援なのです。
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地震および津波により被害にあわれた方へお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。同時に原発の被害を食い止めようと必死になられているすべての方に、感謝申し上げます。