昨日、ルトスワフスキに触れましたが、交響曲第4番のほかに私が持っているのが「弦楽のための協奏曲」なのですが、それは2枚組のCDとなっていまして、そのもう一枚にはベートーヴェンの「運命」が収められています。
指揮はスタニラフ・スクロヴァチェフスキ。オーケストラはNHK交響楽団。運命では近年の名演とされているCDです。
最近ではN響のアンサンブルの崩壊が言われていますが、たしかに弦がそろわない部分も見受けられる演奏です。しかしこの演奏はとても情熱的な演奏になっています。
N響がアンサンブルにおいて高評価だった時代、その一方でつまらない演奏と切り捨てる評論家もいました。しかし私は例えばカール・オルフのカルミナ・ブラーナの演奏などでそんなに詰まらないかなあと思っていました。
実はそんなこともあってN響のCDは探し求めていました。そんなこともあって買い求めたのがこのCDです。
以前、このブログでもエントリに挙げています。
今日の一枚:ベートーヴェン 大フーガ・運命、ルトスワフスキ 管弦楽のための協奏曲
http://yaplog.jp/yk6974/archive/191
この時と印象は全く変わりません。いいホールはいくつもあれど、シューボックス型のNHKホールでこれだけの演奏ができる・・・・・なんと素晴らしいオーケストラを持つ国に私たちは生まれたのだろう、と。
特にすばらしいのが、第3楽章と第4楽章なのです。これほど涙が零れ落ちる演奏はありません。第九で泣いたことは幾度も有れど、運命で泣いたのはこの演奏だけです。残念ながらベルリン・フィルでも、ウィーン・フィルでも泣いたことはありません。このN響だけです。
NHKに要望します。ぜひこの演奏を流してください。被災地に希望の光を与えるために・・・・・せっかく、こんな素晴らしい演奏をN響はやっているのです。今こそ、アーカイヴから蔵出しし、被災地を含め全国に放送してください。
日本人全員に、希望と勇気を与えるために・・・・・
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