かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

神奈川県立図書館所蔵CD:ブロムシュテット/シュータツカペレ・ドレスデンのベートーヴェン交響曲全集2

神奈川県立図書館所蔵CDのコーナー、ブロムシュテットとシュターツカペレ・ドレスデンによるベートーヴェン交響曲全集を取り上げていますが、今回はそのだい2しゅうを取り上げます。

第2集は第2番と第4番が収録されていますが、見ての通り、番号順ではありません。ここまで来ますと、番号順はどうでもいいです。知りたいのは、どんな演奏か、です。

勿論、番号順が私は好きです。番号順にすると、どんな音楽史観を指揮者や編集者が持っているかが歴然となるからです。それは演奏にダイレクトに反映されるものです。

とは言え、ブロムシュテットは意外とステディな演奏をしますし、その上で生命力あふれる演奏になるのが魅力です。始めN響第九で聴いた時にはその魅力には気が付かなかったのですが、オルフの「カルミナ・ブラーナ」で魅力に気が付き、今では好きな指揮者の一人です。

二つの交響曲とも、意外とステディという感じです。第3番「英雄」で見せたアグレッシヴさは少し影をひそめています。この点では、私の好みとしては飯守泰次郎/東京シティフィルのほうがいいかな〜

とは言え、しっかりとしたアンサンブルに、それでも生き生きとした演奏は、評価を下げるものではありません。特に第4番は第3楽章がゆったりなのが少しどうなのかなあって感じるだけで、他の楽章は静と動のコントラストが見事であり、その解釈はさすが正統派ブロムシュテットです。

特に、第4番は私にとっては、クライバー/西ドイツ放送響の来日公演が強烈な印象となって残っているため、なかなかこれは!という演奏に出会えないことが多いです。でも、そんな中でもこの第4番の演奏は第1楽章に関してはクライバーばりの演奏を聴くことができます。速めのテンポを地際に使うブロムシュテットの面目躍如です。

その意味では、少なくとも第1集と第1集に関しては、お勧めできる演奏ではないかと思います。県民の皆さんは是非とも足を運んでいただきたいですし、他の自治体の住民の方は是非ともわが町の図書館に!と声を上げてほしいです。

勿論、なら買うよ〜でも良いと思います!この全集はまだご紹介していない分も含め全体的にはお勧めです!買う価値あり、です。




聴いている音源
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲
交響曲第2番ニ長調作品36
交響曲第4番変ロ長調作品60
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
シュターツカペレ・ドレスデンドレスデン国立歌劇場管弦楽団

地震および津波により被害にあわれた方へお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。同時に原発の被害を食い止めようと必死になられているすべての方に、感謝申し上げます。




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