かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

想い:再び、USBメモリを語る

今年の初め、「音楽雑記帳」のコーナーでUSBメモリについてお話をしたと思いますが、再び今度はコラムで取上げます。

図書館で借りて、それをパソコンでリッピングするようになって思うのは、CDというのはこれほど外部要因を受けるメディアだったのだな、と言うことです。

例えば、湿度や温度などの影響を結構受けます。音はなっているけれど回っている音はうるさい、などです。これは普通コンポを聴いていては気がつかない点です。

いまや、コンポにさえハードディスクが搭載される時代です。時代としてはだんだんCDではなくなってきているのは明らかですが、クラシックではやはりDLで便利なmp3に圧縮しますと音質が変化するという欠点をネットは一方で抱えています。

また、ストリーミング(例えば、you-tube)は性能のいいパソコンでないと快適ではないという欠点も抱えています。ですから、ネットを経由しない、メディアによる販売はブロードバンド回線がが少なくとも光以上のものが水や電気のように極当たり前に成らない限り存在し続けると思っています。

しかし、CDでは80分までしか収録できないですから、ボックスなどのいわゆる全集などの組み物は敬遠される事態も今後起こってくるものと思います。そのため、私はUSBメモリが今後有力なメディアとして挙げた訳です。

ただ、それがあっているかどうかはわかりません。しかし、CDの優位はもうそれほど長くはないと思っています。いまや、クラシック以外のジャンルは携帯電話などによるネット経由のダウンロードが主流です。

その時代のうねりの中で、レコード業界は一体どのように生き残っていくのか。羅針盤をみて戦略を立てているのか、少なくとも門外漢の私から見ますと問題山積という気がします。

例えば、いきものがかりの事務所の社長がエイベックスをツィッターで批判した問題。あれは、むなしいなあと思いました。いきものがかりの楽曲はとてもすばらしいのに、なんでCDの売り上げで一喜一憂するのか、と。時代は特にJ-POPではもはやダウンロードじゃないか、と私は思っているからです。

CDの売り上げてかなわないなら、auと組んで携帯電話のDLで勝負すればいいのでは?と思います。これはクラシックではなかなかできません。新たな顧客の開拓を意味するからです。クラシックファンは未だにmp3に抵抗を持つ人たちがたくさんいますから、やりたくても出来ないのです。mp3を聴きなれている若い人をファン層に取り込むしかそれは可能にならないからです。

それがJ-POPならすぐできるではありませんか!今や、シングルではCDの販売をDLが凌駕する場面すら出てきています。そのデータは持っているはずです。

ところが、クラシックはどうしてもファンが音楽以外の部分である「音質」も要求しますので、すぐネットでというわけには行かない部分があります。それを補完できるのは、USBメモリしかありません。少なくとも、「フラッシュメモリ」といわれるものです。それを音楽を入れて販売する。それしか代替え出来ません。

レコード業界はそれを本気で考える時期に来ているのではないでしょうか。それなら、既存の製造施設(せいぜい、生産ラインの変更)や販売網が使えますから、それほど投資も必要としません。

要するに「発想の転換次第」であるように、私は思うのです。