かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

音楽雑記帳:コンポとパソコンは融合するか?

実は、コンポを買い替えようと思っています。

今まで使ってきたのは、オンキョーのINTEC275で、スピーカーはそれ以前に我が家にあったAKAIのGXコンポのもの。それをすべて取り換えます。

候補はすでに絞り込んでいまして、決まり次第(というか、購入しだい)ブログでご報告したいと思っていますが、そこで悩みましたのが、パソコンとの関係。

以前から述べていますが、パソコンが満足できるいい音で鳴るとは、以前では考えられなかったことです。考えてみれば、以前の私のパソコンはスペック的には今のパソコンの10分の1。それならば、コンポの半導体のほうが性能が良かったわけです(実際、スピーカーはもう20年選手であるにもかかわらず、です)。ところが、パソコンのスピーカーは前のパソコンの1ウーハーでほぼ10年選手なのに、コンポよりもいい音が鳴るわけです。

どちらを優先するかは、明らかです。そのこともあり、私はあくまでもパソコンを主体に考えていました。ところが・・・・・

我が家の私の部屋は、それを実現するには難しいことが判明しました。

まず、パソコンをさらにいい音で鳴らしたいと思い、コンポにパソコンをつなげないかと考えました。できないことはないですし、実際そのソリューションはあります。しかし、家具等の配置がそれを許さない。

パソコンをコンポにつなげて鳴らす場合、インターフェースが相互で合うのかを考えねばなりません。パソコンは今ではほとんどUSBですし、それは私のものでも一緒です。いっぽうのコンポ側。今ではUSB端子があるものを見るのは珍しくなくなりました。しかしそのUSB端子の役割はパソコンとつなぐことではなく、携帯音楽プレーヤー用、簡単に言えばipodをコンポで聴くためのものなのです。

これも時代の流れですね。つまり、昔カセットデッキやMDをつないでいた代わりに、ipodなのです。今やそういう時代であるということを、コンポ選びでまざまざと見せつけられました。それは一方で、まだ時代はパソコンの音楽ファイルをコンポで聴くという時代ではないのだなと痛感しました。

パソコンの音楽ファイルをコンポで鳴らすためには、D/Aコンバータ(デジタルをアナログへと変換するもの)を介さなければなりません。パソコンとコンバータはUSBでつなぎ、コンバータとコンポは通常のケーブルでつなぎ、コンポの「外部入力端子」へつなぎます。この方法でないと、難しいのです。

メーカーによっては、コンポをネットワークの一部にして、パソコンと共有するという方法もあります(デノン)が、そうしますと元からランを組みなおさなければ成りません。それは有線でかつ配線を壁裏に埋め込んでいる我が家では難しいことです。引っ越さない限りはそれは不可能です(家族に行って改造するわけにもいきませんしねえ。「埋め込んでいる」のですから!)。となると、パソコンとコンポを直接つなぐしか方法はないわけで、そうしますとやはりコンバータを介するしかないんですね。

これが上述した「ソリューション」なのですが、私の部屋はパソコンとコンポが正面で向かい合うという配置なのです。もともと、パソコンで音楽を聴くという発想がなかったため、10年ほど前そのような配置にしました。以来、周辺機器等、それを前提に配置していますので、場所が確保しにくいのです。

どうやら、私の発想はまだ時代的に早いようなのです。仕方がなかったこととはいえ、コンポを使える状態ではなかったためパソコン主体にしてしまったら、それは時代を追い越していた・・・・・その結果、私の部屋はそれに向かない配置だったのです。

しかし、コンポを買いませんと、実は「場所」が確保できないのです。何の場所って?それは、CDラックなのです。図書館でCDを借りてデータで済ますものが多くなった結果、実は以前であればそれはCDの枚数抑制につながっていましたが、今では実は増加の方向へとつながっています。つまり、借りて済ます分をほかのCD購入に回せるからです。最近は財政的に余裕が出てきたこともあり(これも努力の結果ですが)、CD購入は以前より枚数的には増えています。その最大の理由はなんといっても輸入盤を購入の中心に据えたことです。

4、5年持つと思っていた棚はすでにあと半年分しか残されていません。そこまで行くのにほぼ2年・・・・・あっという間でした。こうなると、もう小手先の場所確保では無理です。無理やりでも場所を確保する必要があります。そこで目を付けたのがコンポだったのです。

とくに私の場合、AKAIのGXコンポという言葉でわかる人にはわかるでしょう、そのスピーカーの大きさが・・・・・3ウーハーついているのです!こんなに高級なもの、もう要りません。というより、今の財政状態では買えません・・・・・父の会社の現物支給のようなものだったのですから。本体は自分の力で買い替えました(それがINTEC275です)が、その時ですら、財政的な問題でスピーカーは前のものをそのまま流用したのです(当時オンキョーで出ていたセットのスピーカーは2ウーハーだったため)。こんどはすべて自分の力で買い替えなければなりません。

そこで、まずコンポの機能を絞りました。基本的にチューナーとアンプがあればいい。その上で安価でいいスピーカーをつける。そして、そのコンポとパソコンどちらでも音楽を聴くことを前提として、それぞれ聴くメディアで使い分ける・・・・・これが基本方針です。CDはどちらでも。FMは基本コンポとして、民放やネット専門局(海外のクラシック専門局等)はパソコンでも、そしてファイルはパソコンでと、使い分けることにしたのです。

しかしこれでは、コンポを二つ持っているのと一緒ですが、仕方ありません。今のコンポは昔以上に小さいうえに今持っているコンポくらいの音質は十分確保できます。それならばCDラックの場所を確保できます。小さいコンポの上にさらにテレビを置きますと、CDラックが置ける場所が十分確保できるのです。

コンポを別に持つのにはさらに理由があります。いずれは経過措置としてやはりD/Aコンバータを設置したいと思っていますが、それはあくまでも臨時にと考えています。実は私はカセットやVHSで持っている音源がたくさんあるのです。少なくともその「音」だけでもパソコンへ取り込んで、デジタルファイルにしておきたいのです。そのためにカセットデッキも来年あたり新たに購入するつもりで、カセットはそれが最後の購入になるはずです。そんな理由から、コンポを別に持っておく必要があるのです。

さらには、私はFMはNHKが主体です。それはネット配信してくれません。そうなりますと少なくともチューナは必要となります。

そんな点から、私のパソコンとコンポの融合という夢は消え去りました・・・・・

しかし、あきらめてはいません。カセットとヴィデオをデジタルファイルにしてしまったら、もうそれぞれのデッキは新たに購入しないつもりです。その時には、恐らくコンポはチューナーだけあればいいということになるでしょう。その暁には、ぜひともアンプはパソコンを使いそれにチューナーをつなぐか、アンプとチューナーをパソコンへつなぎ、パソコンから転送してコンポのスピーカーで聴く・・・・・そんな形が実現できるのでは、と思っています。恐らくそれは10年後くらいでしょうが、そのときにはおそらく時代が、技術が、そして私の住空間が、私の理想に追いついているはずです。同じように思っているオーディオファンは、きっといらっしゃるはずだと思っていますから・・・・・

メーカーがそれに応えて、やらないわけがないと思っています。そうやって発展してきたのですから。



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