久しぶりの「想い」です。これからは、この「想い」のコーナーは気が向いたときにアップすることにしました。
さて、今回もまたUSBメモリについて語りたいと思います。
渋谷HMVが8月中旬をもって閉店することとなりました。
この店は、以前から申し上げておりますように、私が通った店なのです。とてもさびしく思います。
ただ、これは時代の流れでもあります。クラシック以外のジャンルでは、すでに音楽の買われ方が大きく変わっています。ネットでCDを注文するのすらもう古く、今では主流がDLに移行しつつあります。
それでも、例えば渋谷HMVへ行きますと、実際クラシック売り場より数倍(いや、もっとでしょうか)多い人がJ-POPや洋楽の売り場に殺到しています。
つまり、それだけCDが売れているにも関わらず、やはり閉店してしまうわけです。どれだけ売り上げ自体が落ちているか、想像できます。
ああ、もう少し資金があれば、私はもっと売り上げに貢献できたものを・・・・・って、それは山野へ消えてしまうとは思いますが^^;
つまり、やはり人々の音楽の「購入の仕方」が全体的に大変動している、といえるかと思います。少なくとも、オーディオファンがクラシックに求めるような音質をユーザーが求めなくなったのは事実だと思います。
それを求めるのなら、まだまだCDの優位は変わらないと思います。それが、もろくも崩れ始めている・・・・・
少なくとも、クラシックですとmp3ファイルにしますと多少ですが音質に変化が生じます。私はそれを受け入れて、割り切って聴いていますが、他のジャンルのファンからしますと「それが当たりまえ」という状況になっています。
となりますと、早晩音楽を記録する「メディア」にも大変革の波が押し寄せる、という気がします。CDが消える・・・・・そういう事態も、すぐではないですが、いずれやってくるものと思います。
そのときに、クラシックはどう「記録」し、後世に伝えるのか。
私はやはり、今からUSBメモリによる記録ということを考える時代がやってきているとおもっています。単に聴くだけであれば、すでにいろんな方法が出てきています。mp3あるいはそれをDLしたもの、you-tube、WMA・・・・・
しかしどれも、音質という点で言えばCDにかないません(しいて言えば、you-tubeには可能性があるでしょうか)。それを凌駕するのはDVDだけです。となると、CD音質をいかに他のメディアへ記録するのかが今後問題になってくる、というのは規定路線に思います。そのときに、やはりデジタルデータで記録でき、しかも大容量のメディアとなりますと、やはりUSBメモリしか思い浮かびません。
以前も申し上げましたが、USBメモリの優れた点は、
・大容量の記録可能域
・そのままデッキとしても使える
・デッキにハードディスクさえあれば、再生がパソコン、デッキを問わない
・パソコンからデッキへのダビングが簡単
という点が上げられると思います。もちろん、細部をつめれば問題がなくはないですが、使いやすさを考えた場合、やはりポスト・CDはUSBメモリであるという気がします。
私たちが常に音楽を楽しむだけでなく、それを「後世に伝える」ということを考えてきた歴史を考えますと、そろそろこのような議論が出てきてもいいのではないか、という気がしてならないのです。