先日、私のところへBCJ(バッハ・コレギウム・ジャパン)から郵便が届き、来年の演奏会の予定が告知されていました。
それを見ますと、来年は20周年とのこと。え、そうだったか、と・・・・・
そういえば、私もこの団体と出会って、もう10年経ちます。そのときすでに10年くらい経っていたと思いますから、計算すれば設立からそれくらいになるのですね。
毎年4月は彼ららしく受難曲を取上げていますが、来シーズンはふたたびマタイ。この3時間くらいかかる大曲は、歌うほうも大変でしょうが、聴くほうも実は大変でして、ものすごい集中力を必要とします。
ある意味、とても宗教曲らしいなあと思います。まるで、修行のようです。
4月は受難曲のシーズンでありながら、仏教では花会式の時期にかさなり、私としてはキリストの受難とお釈迦様のお誕生日とがかさなるので、いろんな感情がわきあがってきます。
春はさらに卒業式シーズンであり、また新たなる時期の始まりでもあります。そんな中、桜が咲き、また散ってゆく・・・・・
もののあはれを感じる時期でもあります。そんなときに聴く受難曲はまたこれが胸に突き刺さるのです。
しばらくコンサートには足を運ぶことがなく、数年間はCDばかりでしたので、久しぶりにコンサートへ足を運んでみようかななんて思っています。まあ、予算と相談ですが・・・・・
せっかく近場なのですから、それも一つ私の「使命(パッション)」かな、などと思っています。