東京の図書館から、今回から4回に渡りまして、小金井市立図書館のライブラリであるデイヴィスとバイエルン放送交響楽団によるブラームスの交響曲全集をとりあげます。
私にとって、このデイヴィスとバイエルン放送響というコンビは鉄板というイメージがあり、安定性抜群という評価です。そのために借りたということがありました。
ブラームスの全集は、実は4曲すべて持っているものの、実はないんです。そこでまず、小金井市立図書館にあるデイヴィスとバイエルン放送響という鉄板コンビを借りて聴いてみようということでした。
まず今回は第1集ですが、交響曲第1番が収録され、カップリングとして「ハイドンの主題による変奏曲」が収録されています。デイヴィスらしいどっしりとしたテンポなのですが、細かいダイナミックさなどが連続し、実に激しい演奏になっています。そして激しさだけではなく、そこに美しさも忘れていません。なのに、とても土臭い、ブラームスの個性が前面に出ている演奏になっているのが、さすがこのコンビだわ~って思います。
ここに、収録されている2曲はともに、下手すれば地味に演奏することもできるんです。ですが、デイヴィスの選択は、どっしりとした中にダイナミックな演奏を選択しました。ほかの演奏だともっと速いテンポのほうがいいなあと思えるようなところでも、多少遅くても不足を感じない演奏になっています。この説得力は素晴らしい!
やはり、このコンビは鉄板だわ~と思います。とはいえ、まだ第1番だけ。第2番以降もそうなのか?それは、明日以降明らかになっていくでしょう。それもまた、楽しみです。とにかく、デイヴィスとバイエルンですから。
聴いている音源
ヨハネス・ブラームス作曲
交響曲第1番ハ短調作品68
ハイドンの主題による変奏曲作品56a
サー・コリン・デイヴィス指揮
バイエルン放送交響楽団
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