かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

東京の図書館から〜小金井市立図書館〜:バッハ 3つのチェロ・ソナタ

東京の図書館から、小金井市市立図書館のライブラリをご紹介しています。今回はバッハのチェロ・ソナタBWV1027〜10296までの3曲を取り上げます。

この3つは一まとまりになっているのですが、以前、本来はヴィオラ・ダ・ガンバチェンバロのための作品だと述べているかと思います。で、ヴィオラ・ダ・ガンバは正確には現在のチェロへとつながるものではないということも。

ところがです、このアルバム、あろう事かチェロ、なんです。いや、実際モダン楽器でやるんだったらチェロしかないんです。なら、本来ならそのお相手はピアノであるべきですが、そこはチェンバロ、ということなんですよね〜。

つまりはです、モダン演奏での本来と、古楽演奏での本来とが、ここでは同居しているってことなんです。で、問題あるのかといえば・・・・・なにか問題でも?そうです、「無問題(もうまんたい)」なんです!

まったく遜色ない、生き生きとしたチェロにキラキラしたチェンバロ。その2つが織りなす美しい綾。なんと美しいのでしょう!ただ気になるのは、チェンバロの音がやたら大きいこと。多分本来この組み合わせじゃないですから。チェロだと音が大きいので、多分マイクの位置などで修正しているんでしょうね〜。あるいはとても近接してマイクを置いているとか。

バロックの時代、そんなに大きいコンサートホールなどないということ、そして楽器も常に作曲家の指示通りに揃うとは限らないことを考えれば、この組み合わせもアリなんですが、音の大きさなどは配慮しないといけない。それは録音技術により現在は解決できる問題ですが、さて実演ではどうなるんだろうってところですね。チェロの音とのバランスを考えれば余計バロック時代にも使ったような小さい場所じゃないと無理かもしれませんね。

ロケーションまでは記載がなかったので書き写していませんが、多分そんなに大きいところではないんじゃないかって思います。残響からしても大きなホールとはいい難いですし。じゃないと2つの楽器のバランスが取れないはずです。

演奏する二人は、そんな予想される条件の下、しなやかにかつ力強く、生命の詩を紡いでいます。ダイナミックさと繊細さが同居する、モダンと古楽アウフヘーベンする、実に美しいものです。リズムもノッていますし、つい体を揺らしてしまいます。いつまでも聴いていたい・・・・・おーい!仕事は?へーい。いぎまずよ〜

だっで、だのじいんだもの〜

そんな音楽が聴ける幸せ・・・・・たまりません。





聴いている音源
ヨハン・セバスティアン・バッハ作曲
チェロ・ソナタト長調BWV1027
チェロ・ソナタニ長調BWV1028
チェロ・ソナタト短調BWV1029
パウル・トルテリエル(チェロ)
ロベルト・フェイロンラクロワ(チェンバロ

地震および津波、水害により被害にあわれた方へお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福と復興をお祈りいたします。同時に救助及び原発の被害を食い止めようと必死になられているすべての方に、感謝申し上げます。




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