かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

音楽雑記帳:都市伝説は本当だった〜日大三高の「第二応援歌」〜

今年も、夏の甲子園が終わりました。今年の優勝校は日本大学第三高等学校です。

この高校には応援歌が3つあります。え、なぜそんなことを知っているかって?それは私が卒業生だからです。

今月のお買いもの:ブラバン!甲子園4
http://yaplog.jp/yk6974/archive/519

日大三高が甲子園へ出る時、アルプスで歌われる応援歌は主に三つありまして、第一応援歌、第三応援歌、そして日大の応援歌「花の精鋭」です。

応援歌
http://www.h6.dion.ne.jp/~sanko350/TOP/ouenka.html

上記サイトではもう二つと高校の校歌もアップされていますが、日大のもう一つの応援歌はほとんど歌われません。

さて、都市伝説とは何かと申しますと、「第二応援歌は甲子園で優勝した時にしか歌われない」というものです。さて、それは本当なのか・・・・・

実は、本当とうそが混在しています。正確には単に「優勝した時にしか」というべきであって、ネットなどで「甲子園で」とあるのは正確ではありません。実際、今年の西東京大会でテレビでですが私は聴いています。

そして今年、甲子園でも流れました。丁度インタヴューが始まる直前頃に歌われたのが第二応援歌です。

先ず明け初(そ)むる星が丘
高く聳(そび)ゆる学びの舎(や)
城南此処(ここ)は赤坂に
遠き行く手に幸あれと
高き理想に憧れて
集いし我等千余人

短調という応援歌では珍しいかと思われる調性で歌われるこの応援歌は、旧制赤坂中学時代の校歌なのです。

日本大学第三中学校・高等学校
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E7%AC%AC%E4%B8%89%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%83%BB%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1

実は卒業大学である中大にもそういった曲がありまして、戦前からの歴史を持つ学校にはそういった短調の曲がたくさん残されています(中大ですと「惜別の歌」がそんな曲に当たります)。

第二応援歌はそういった古風なものを持っている曲ですが、なぜ優勝した時だけなのかはよくわかりません。ただ、中大の「惜別の歌」は毎年卒業式シーズンになると学内で放送されていることから考えますと、こういった曲は特別の時だけという意識があるのでないかと思います。だからこそ、第二応援歌は優勝した時だけなのだと思います。

ウィキには2001年の甲子園での優勝時だけの記述があるので「甲子園での優勝時のみ」という都市伝説になったのだと思いますが、その10年前の西東京大会を見ていないのでよくわかりませんが、実際には2001年の西東京大会決勝でも演奏されているものと思います。もしかすると昨年の明治神宮大会でも演奏されているかもしれません。そのあたりよく御存じの方がいらっしゃいましたら、情報提供願います。

それにしてもこの応援歌を聴いたときにはやはり優勝したのだなという感慨がありました。そして、今上記エントリを読み返してみると、「いずれ、東北の学校が優勝する日も来るでしょう。」というコメントを私はしています。まさしくそうなってもおかしくない展開が途中までは続いていました。5回の外野からの好返球がなかったら、恐らくそのコメント通りに母校は負け、光星学院が優勝していたことでしょう。

そして、このエントリが立つこともなかったかもしれません。それほど、今年の決勝戦は大差がつきましたが、素晴らしい試合でした。

できれば次の「ブラバン!甲子園」では、第二応援歌が収録されることを望みます。



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