一昨日に発生した地震ですが、その被害が拡大しています。
しかし、そんな中だからこそ、芸術の灯が必要であり、絶やしてはならないと考えています。ですので、再び通常のエントリに戻します。
このブログが、避難されている方々にとって文化の「灯台」になることを目指して・・・・・
今月のお買いものは、まず父モーツァルトのものから参りましょう。レオポルト・モーツァルトの交響曲集で、以前ご紹介しました「モーツァルトと同時代の作曲家シリーズ」のうちの一枚です。
今月のお買いもの:モーツァルトと同時代の作曲家シリーズ ロゼッティ
http://yaplog.jp/yk6974/archive/485
先月、ナクソスのものをとりあげましたが、そこでも述べましたが、どうにもウィキの記載と比べて納得がいかなかったので、ついに欲しかったこちらも買ってきたというわけなのです。
今月のお買いもの:L.モーツァルト おもちゃの交響曲他
http://yaplog.jp/yk6974/archive/547
レオポルト・モーツァルト
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%88
さて、聴いてみますとこれがなんとも印象が違うんですね。確かに古式という感じはするのですが、それはおそらく彼は大バッハの息子達などの先達の音楽を忠実に再現しようとしていることが理由なのではないかという気がするのです。その意味ではレオポルトには才能はありません。
しかし、構造的にはかっちりとしていましてむしろ奇をてらった部分がありません。彼が音楽理論家だったということを十分証明してくれる作品ばかりです。
確かに一つ一つに関して解説するだとかそういう気にはなれないのですが、それぞれとても軽妙でかつ気品を有するものばかり。しかしやっぱり・・・・・って感じでしょうか。けれども音楽的にダメ、っていうものではありません。
ハイドンなどと比較して、ということでしょう。それが証拠に、ここに収録されている交響曲には3楽章と4楽章が混在しています。時代とレオポルトの実力とが、この混在ぶりから想像できます。一概には言えません。考えてみればハイドンよりもレオポルトは先輩なのです。
また、レオポルトと真に同時代となると、むしろF.シュターミッツになってしまうんですね。
ヨハン・シュターミッツ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%84
わたしとしてはこちらを聴きませんと何とも言えないなって思います。できれば交響曲を・・・・・
というのも、実際なかなかウィキのレオポルトの項目に出ているような作品は売られていませんし、残念ながら神奈川県立図書館でも見かけません(あればとっくに借りてきています)。何を参照して書かれているのか、それとも独自の文章なのか、大勢の人が編集にかかわっているウィキだからこそ本来は出典を明らかにするべきだと思うのですが、このあたりが判然としません。
ヨハンのものはナクソスから出ていますが、私が確認しているのは協奏曲でなかなか交響曲がありません。また店頭で交響曲もあるか、確認してみます。
ちなみにこのCDを買ったのは横浜関内のプレミア・ムジークなのですが、ここでは取扱いがありません。後はネットショップで取り扱いがあればいいのですが・・・・・
聴けば聴くほどそれほど悪くないだけに、この時代の作曲家たちの作品をもっと聴きたくなってきます。
聴いているCD
レオポルト・モーツァルト作曲
交響曲ハ長調C1
交響曲ニ長調D17
交響曲ハ長調D1
交響曲ト長調G14
交響曲(パトリア)ハ長調C4
交響曲ニ長調D25
マティアス・バーメルト指揮
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
(CHANDOS CHAN 10496)
このブログは「にほんブログ村」に参加しています。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村