かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

マイ・コレクション:菊池桃子 トロピック・オブ・カプリコーン〜南回帰線〜

月曜日の「マイ・コレクション」、今回は菊池桃子のアルバム「トロピック・オブ・カプリコーン」です。

驚かれた方も多いと思います。まさか、私が往年の(といったら失礼でしょうか)アイドル、菊池桃子を取上げるなんて、と。

しかし、実は私は高校時代、菊池桃子の大ファンでして^^;

これは、リアルの友人の影響が大なのですが、私もその愛くるしい笑顔にノックアウトされました。

で、買ったのがこのCDです。

まあ、お世辞にも歌がうまいわけではありません。うまいか下手かといえば、下手なほうだと思いますが、それでもきちんと歌いきっているのはさすがです。

彼女の歌は楽曲がいいのです。林哲司プロデュースですから、悪かろうはずがありません。そのため当時は「曲はいいんだけど、歌手がねえ」とよくファンは言われたものです。なんで彼女がいいの?と。

しかし、アイドルのファンだった方はお分かりだと思いますが、歌のうまい下手ではないのです。もともと、私も歌がうまいことを期待していませんでしたし。うまい歌が聴きたければ当時はさっさとクラシックを聴いていました。

かわいいから、そばにおいておきたい。それが購入の最大の理由です。

当時、私が通っていた高校は男子校でした。ですから、周りに女子はいません。その女子の代わりが菊池桃子だった、というわけです。男性なら一度はそんな感情を持ったことがあるかと思います。

今聴いてみても、楽曲はいいのですがやはり歌手が、と思いますし、ちょっとだけ恥ずかしい感じがします。それでも、青春の一ページがよみがえってきます。

このアルバムのトップは「卒業」で始まります。これは彼女の主演映画の主題歌でもあるのですが、それが春を歌い上げると共に季節は曲ごとに夏になってゆきます。最後の曲は「南回帰線」。まさしく、タイトル通りの内容です。

この曲を聴くたびに、私は南の海に憧れたものです。実際、彼女はスキューバが趣味だったこともあり、そんな作品が多いのですね。

その後彼女はどんどん上手になっていって、最後は下手とは言われないようになりますが、ロックへ転向しようとして歌手としては人気が終わってしまいます。しかし、その後女優として再出発し、見事その道で復活します。

今では、プロゴルファーの奥様。ああ、われらの桃子ちゃんも結婚かあ、とその当時は嘆いたものでしたが、現在はしっかりと主婦をされているようです。


聴いているCD
菊池桃子「トロピック・オブ・カプリコーン〜南回帰線〜」
(VAP 80011-32)