かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

深みが増してゆきます

今日の一枚:ベートーヴェンピアノソナタ全集6 山根弥生子

今日取り上げたのは、実は県立図書館から借りてきたものです。このシリーズで全曲聴こうと思っています。

第4集は借りられていたのでまだ聴いていませんが、1、2、3、5と、この6を聴いています。

ピアノは、山根弥生子。恥ずかしいことに、私はこの方をまったく存じ上げませんでした。しかし、聴いてみると丹精で、聴きやすいですね。調べてみると、キャリアのある方で、なるほどと思います。

有名レーベルではないので、レコード店で売ってないかもしれません。こういうところは、さすが図書館です。

録音ホールは、今のところすべて国内。しかも、関東近辺。第5集と第6集は川崎の洗足学園前田ホールという、普通なかなか入れない(だけでなく、通常洗足学園の関係者でないと、使用させない)ホールで録音されていますので、そういう意味でも貴重で、気軽に聴ける演奏である上に、レファレンスとしても一級盤ではないかと思います。

実は、このシリーズは第1番から順番に録音されていて、しかも作曲年ごとに収録されているので、その意味でもレファンレスとしては超一級ではないかと思います。例えば、この第6集には、第18番と第21番、そして第22番が収録されていますが、それは時間の都合ではありません。実は、第19番と20番はもっと早い時期の作品で、第3番と第4番の間に来ます。ですので、このシリーズでは第19番と第20番は第2集に収録され、第4番、第5番、第6番とカップリングされています。

第6集には、第21番「ヴァルトシュタイン」が入っています。ここから、有名どころへ入ってゆきますので、楽しみです。数字が多くなるに従い、どんどん深みが増してゆくのが、楽しくて仕方ありません。

ベートーヴェン ピアノソナタ全集第6集
第18番変ホ長調作品31−3
第21番ハ長調作品53「ヴァルトシュタイン」
第22番ヘ長調作品54
山根弥生子
(ADAM ACD 0038)