今日の県立図書館所蔵CDは、ベートーヴェンのピアノソナタ全集の第10集です。ピアニストは山根弥生子さん。
この第10集にはいわゆるキンスキー=ハルム番号のものが収められています。作品番号ではないからと、侮るなかれ!これがまたすばらしいのです。
これもこの全集を借りる判断材料になったもので、私も作品番号がついている32曲だけがベートーヴェンではないのだということを改めて教えていただいた、という気がします。
本当は収録されている曲一つずつについてかければいいなと思いますが、なにぶん今回はCD一枚についてですので・・・・・・
でも、それはできれば「音楽雑記帳」などで機会があればなあ、と考えています。
多分、図書館でもここまで収録している全集はこれ一つではないかと思います。グルダが全く同じやり方で全集を収録していますが、果たして選帝侯ソナタまで演奏していたかどうか・・・・・検索してみませんとなんともいえません。
まあ、そこまで聴かなくてもという意見もあろうかとは思いますが、史学科出身としましては、こういう演奏まで聴かないと気がすまないのです。それがわかるわからない関係なく、です。
とにかく耳を傾ける・・・・・そして、感じてみる。そこから始まる展開は、人生を今まで豊かにしてくれました。それを信じて・・・・・
それが、今これを借りて一年以上経って、実を結ぼうとしています。ショパンに始まり、シューマン、そしてリストなど、いろんな作曲家のピアノ曲への興味が爆発して、少々困っています^^;
そんなにいきなり聴けるはずもなく、そして理解できるはずもないのに、でもどうしても私の知識欲が爆発してしまって、それを制御できません。
これがベートーヴェンのピアノソナタの魅力なのでしょうか。とにかく、この選帝侯ソナタを含め、彼のピアノソナタは素晴らしいだけでなく、私をピアノ曲の広大な世界に招待してくれた、素晴らしい作品群であると、今ひしひしと感じております。
この素晴らしい一群を理解することは難しいですが、でも、出来れば少しずつでいいので、楽典などを頼りにアプローチしてみたいなと思っています。
今度は、楽譜片手にグルダかな〜と、今野心?を燃やしています。勿論、番号順で・・・・・
さあ、山根さんの淡々とした演奏とどう違うのかが、とーっても、楽しみです。
聴いている音源
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲
選帝侯ソナタ第1番変ホ長調WoO.47-1
選帝侯ソナタ第2番ヘ短調WoO.47-2
選帝侯ソナタ第3番ニ長調WoO.47-3
二楽章のソナチネ ヘ長調WoO.50
やさしいソナタ ハ長調WoO.51
4手のためのソナタ ニ長調作品6
二つのソナチネ第1番ト長調付録5-1
二つのソナチネ第2番ヘ長調付録5-2
山根弥生子(ピアノ)
(元CD:ADAM ACD0042)