かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

東京の図書館から〜小金井市立図書館〜:マリナーが指揮するメサイア

東京の図書館から、小金井市立図書館のライブラリをご紹介しています。今回は、マリナーが指揮したメサイアをご紹介します。

メサイアはすでに、音源としては3つ持っており、そのうち2つは古楽。1つがモダンであるわけなのですが、そのモダンはじつは抜粋されているわけでして・・・・・

そこで、図書館で借りてきてみようと思い立ったのですが、神奈川県立図書館だと、ほとんど古楽しかないToT

ということで、小金井市立図書館を見回したとき、目に止まったのがマリナーが指揮するものだったんです。これ、以前は名盤と言われていたものであるそうな・・・・・古楽全盛の現代に置いては、多少古色蒼然とする代物でもあります。

とはいえ、さすがマリナー。オケも聖マーティン・イン・ザ・フィールズなのでアンサンブル的にもちょうどいいですしね。合唱も優れています。しなやかでいい。こういう室内オケがしっかりあるイギリスって国は本当にクラシック音楽が何であるかをわかっていますね。

そういった才能豊かさが、演奏を光るものにしています。じつはこの演奏、他の演奏とは音が違うなど、版が違うんですよね。けれども違和感がそれほどなく、何度か聴くうちに慣れてきます。その説得力は唸ります。

モダンでただ古楽と一緒でもそれも価値がありますが、下手すればそれだけに終わってしまいます。けれどもこのマリナーのものは、違いがあってその違いに説得力があるって点が優れていますし、魅力でもあります。こういう演奏は好きです。聴いていて飽きないですもん。

せっかくメサイアを聴くなら、こういった特色ある演奏を聴くほうが幸せかなって思います。かといって演奏は特段なにか珍しいことをやるわけでもなく、淡々と音楽を紡いでいくだけです。けれども作品が持つ説得力を存分に備えても居ます。自分たちの版選択の説明と作品自体の内容の説得力。その2つの説得力を持つ、名演ですね。




聴いている音源
エリー・アメリンク(ソプラノ)
アンナ・レイノルズ(アルト)
フィリップ・ラングリッジ(テノール
グィン・ハウエル(バス)
サー・ネヴィル・マリナー指揮
アカデミー・オブ・聖マーティン・イン・ザ・フィールズ

地震および津波、水害により被害にあわれた方へお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福と復興をお祈りいたします。同時に救助及び原発の被害を食い止めようと必死になられているすべての方に、感謝申し上げます。




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