かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

今月のお買いもの:樫本大進とリフシッツの ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ全集3

今月のお買いもの、平成30年5月に購入したものをご紹介しています。シリーズで樫本大進とリフシッツが演奏するベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタを取り上げていますが、今回は第3番を取り上げます。

これまで取り上げてきたものは、以前他の音源でご紹介していますが作品12なわけですが・・・・・

ヴァイオリンソナタ第3番 (ベートーヴェン)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%8A%E3%82%BF%E7%AC%AC3%E7%95%AA_(%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3)

サリエリに献呈されたという作品12は、いずれも明るく、そして‎喜びに満ちあふれていますが、この第3番でも同じです。時としてもっとも甘い旋律すらある第3番では、樫本のヴァイオリンも甘い演奏に・・・・・

どれだけ甘いかと言えば、ケーキを砂糖をスプーン3杯くらい入れた紅茶と一緒に食べたくらいあま〜い!って、スピードワゴンかって?

いずれにしても、のちの精神性と言われる作品たちよりは甘い旋律が多いこの第3番。特に第2楽章がそうなんですが、その甘い楽章を存分に歌っているんですよね。その歌謡性がもううっとりですし、素晴らしい!

どうも、甘い演奏だと、軟弱だとか、音楽を知らないとか言われるんですが、甘い旋律をしっかり甘く演奏して、心の機微を表現するのがそれほどまずいことなのでしょうか?このころのベートーヴェンは甘い感情もたくさんあった青年期です。甘ったるい部分があって当然だし、その甘ったるさが決してだるく鳴っておらず、芸術として高みへ上っているのは素晴らしいことで、その素晴らしく甘い感情をしっかりと表現することは、プロの演奏家であれば当然のことではないでしょうか。

その意味では、樫本とリフシッツはしっかりと基本を押さえつつ、表情豊かに演奏しています。甘い旋律も生き生きとしており、生命力にあふれ、その生きる喜びが切々と伝わってきます。その素直な喜びを素直に表現として打ち出す・・・・・そこにこそ、真の精神性はあるのではないでしょうか。




聴いているハイレゾ
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲
ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調作品12-3
樫本大進(ヴァイオリン)
コンスタンチン・リフシッツ(ピアノ)

地震および津波、水害により被害にあわれた方へお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福と復興をお祈りいたします。同時に救助及び原発の被害を食い止めようと必死になられているすべての方に、感謝申し上げます。




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