今回のマイ・コレは、久しぶりにサウンド・トラックになります。銀河鉄道999エターナル・ファンタジーのサントラです。
銀河鉄道999はテレビ編の交響組曲を以前取り上げました。
マイ・コレクション:組曲 銀河鉄道999
http://yaplog.jp/yk6974/archive/218
この時取り上げたのはあくまでも組曲ですが、今回のものはれっきとしたサウンド・トラックです。
http://www.geocities.jp/n_sightow/Gekiban/999.html
まず、元となった映画をご紹介しましょう。
銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E6%B2%B3%E9%89%84%E9%81%93999_(%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1)#.E9.8A.80.E6.B2.B3.E9.89.84.E9.81.93999_.E3.82.A8.E3.82.BF.E3.83.BC.E3.83.8A.E3.83.AB.E3.83.BB.E3.83.95.E3.82.A1.E3.83.B3.E3.82.BF.E3.82.B8.E3.83.BC
あの有名な原作は私が小学校6年生の時に終わっています。それからほぼ10数年以上たったころ、再び映画で999が上映される、しかも翌年には続編が作られるというので、仕事が終わった後に見に行ったのです。
ストーリーは、栄華を極めていた地球だが、危機が迫っていた。人類とは違った生命体が地球を侵略しようとし、圧倒今に侵略されてしまう。その危機を救うために哲郎は再び999に乗り込むが、実は彼がかつて機械化帝国を倒したことを知っていた侵略軍は、哲郎を引き渡せと通告。それを無視した地球は、惑星もろとも木端微塵に破壊されてしまう。間一髪で哲郎は999に乗り込み難を逃れるが、惑星「エターナル」へ行けば地球が復活することをきき、そこへ向かうことになる、というあらすじです。
このあらすじを理解するには、原作についての説明を読まれたほうがいいように思います。
銀河鉄道999
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E6%B2%B3%E9%89%84%E9%81%93999
それにしても、どこかでこんなスト―リー、耳にしたことがあると思います。そう、ヤマトそっくりなのです。
宇宙戦艦ヤマト 復活篇
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%88%A6%E8%89%A6%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%88_%E5%BE%A9%E6%B4%BB%E7%AF%87
(実はこの復活編を見に行こうというきっかけは、999「エターナル・ファンタジー」が伏線になっているのです)
実はこの999の映画にも、最後ちょこっとだけヤマトが出てきます。もしそれがなかったら、私はこのCDを買っていなかったかもしれません。これは続編はいかなるものになるのかとわくわくしながら、銀座の山野楽器で買ったのがこのCDです。
さて、音楽としてはいろんな要素があります。所謂冒険活劇的なこのストーリーに合うような、不協和音あり、壮大な音楽ありですが、まず冒頭がまるでドヴォルザークの交響曲のような音型が出てきます。それはまさしく、999が地球を出発していく様子を表わしていまして、映画でもそのシーンで使われています。
途中には、ピアノ協奏曲のような曲も出てきます。不協和音と明確なメロディラインの対比が素晴らしいのですが、それが表現しているのは戦闘。続く曲は敵を表わしている曲で、不気味さが不協和音により絶妙に表現されており、冷たさすら伝わってきます。
サントラですから、管弦楽だけではなく、主題歌を歌ったアルフィーの歌も収録されていますので、純粋な管弦楽曲集として聴くべきではないと思います。ただ、やたらクラシックの名曲を使ったヤマト復活編よりは、新たな楽曲ばかりのこの999のサントラのほうが私は好みです。
そう、こういったものを復活編で望んでいたのです。それがちょっぴりさみしかったのですね、ヤマトは・・・・・
演奏は、ロシアのオケが担っていますが、ネットでは情報はなく、しかもブックレットにもないのですね。しかしアンサンブルはとても秀逸です。もしかすると、これだけ現代的な音楽をきちんと演奏できるオーケストラが日本には見当たらなかったのかもしれません。ヤマトが日本のオケにこだわったのとは対照的です。しかし、このチョイス、私はよかったと思います。
この999は結局、自作が中止になってしまいましたが、ヤマトはぜひとも続編を作ってほしいものです。プロデューサーはなくなられてしまいましたが、この999のようにだれかが意思をついで、続編を作ってほしいと思います。その時には、このエターナル・ファンタジーのようにすべてヤマトの新しいオリジナルの音楽で彩ってほしいと思います。
主題歌を歌っているのも同じアルフィーというのも、何かの縁でしょうし!
そう、哲郎が気づいたように「魂と血は永延に生き続ける」のですから。
聴いているCD
銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー オリジナル・サウンド・トラック
コンスタンチン・クレメッツ指揮
モスクワ・インターナショナル・フィルハーモニー・オーケストラ
アルフィー 他
(TOCT-10204)
※残念ながら廃盤だそうで・・・・・珠玉の曲がたくさんあるのですが。
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