かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

音楽雑記帳:いまどきのイヤホンを試してみた

私が携帯で音楽を聴くときに使ってきたのは、ソニーウォークマンを発売以来市場に出回ってきた、いわゆる「インナーイヤー型」と言われるものです。

しかし、新しい携帯でききますと、いまいち低音の再現性が悪いことが分かりました。よく言えば、ナチュラルなんですね。それはスピーカーで聴きますととても温かい音となって再現されますので、特にクラシック向きなのです。

そのナチュラルなことは携帯で聴く場合には欠点になります。主に外で聴く場合が多いわけで、その騒音がどうしても邪魔になるからです。まあ、その騒音を電気的に除去するという方法もありますが、今回はそんなお金がかかることではなく、至極簡単な方法を試してみました。それは、イヤホンを代えること。

所謂いまどきの「カナル型」と言われるものに代えること、です。これを今まで使わなかった理由は、大きく分けて二つです。

・耳に負担が大きいこと
・周囲の音が聴こえづらいこと

しかし、それゆえの利点も当然あります。それは、騒音の中でも音楽が聞き取りやすいこと、です。ただ、私は今までのデッキのセッティング上、耳に負担が大きいカナル型ではなく、音漏れがすることで耳への負担が少ないインナーイヤー型を選択してきました。

ところが、新しい携帯では、イコライザをかけても、低音部がほとんど聞こえないのです。かなり強いバスをかけてようやく聴けるかなというレヴェルで、それでも満足はしません。イヤホンがどうも耳にしっくりこないのです。

こんなことは初めてでした。そこで、総合的に考えた結果、これはいまどきの「カナル型」に思い切って代えてみようと思ったわけです。

しかし、耳への負担と周囲の音が聞こえづらいことはすでに知っていました。実はこの「カナル型」を私は十数年前に銀座のソニープラザで試しているのです。その時の感想は、音は素晴らしくいいが、耳への負担と周囲の音は聞こえづらいという理由で、却下しました。もちろん、当時はとても高いものでしたが、金額ではなく身体的な影響を考えての却下でした(当時は購入するだけの金銭的余力があったため)。

それでインナーイヤー型を使ってきたわけなのですが、今家電量販店に行ってもインナーイヤー型は少数です。特に私の場合、L型プラグではなくI型なのですが、これがほとんどL型しかない。となると、いよいよ「カナル型」しかないのだなと覚悟しました。そして、自分の携帯がいわゆるナチュラルな設定になっているのであれば、もしかすると「カナル型」でも支障は少ないのではないかと考えたわけなのです。

そこで、お試しの意味で格安のものを購入しました。100円ローソンの105円のイヤホン。色は白。ほかは黒で決めている私としては色を代えたくなかったのですが、まあお試しですし、このツートンは警察も使っている保守的なグラデーション。見た目は全く問題ありません。問題なのは、ケーブルの長さ。1mのを買ったのですが、ちょっと長い・・・・・

まあ、あまりにも短いよりはいいのかもしれません。とりあえず、それほど垂れ下がるわけではありません。

しかし音はほとんど解消しました。以前と同じように低音部分がきちんと聞き取れます。むしろ以前と同じ程度でしか聞こえないという点で、安物だなあと感じています。カナル型であればもう少し心配するほどによく聴こえすぎるのでは?と心配していましたので。

それと、買い求めたのがお試しという気持ちもあったので、ケーブルの別れ方がY型なんですね。私はU型が好みというか、使い勝手がいいのです。U型の利点はインナーイヤー型のときには耳から離れにくいということがありましたがそれよりも、暗い場所でも左右がすぐわかるという点なんです。しかしY型ですとそれが分かりにくいという点があります。まあ、この安物は意外とそのあたりは考えられていまして、イヤホンとケーブルの接続部が内側へ微妙に曲がっているのですね。それで何とか判別できるようです。

これであれば外で聴きましても逆に周囲の音は比較的聴きやすいとは思いますが、しかし実際室内ではスリッパの音がほとんど聞こえないなど、やはりカナル型独特の特徴は散見されるので、実際もう少し使い続けてみようと思います。

外で聴くということは、音楽だけでなくやはりほかの音も聞こえないと私は意味がないと思っています。そうでないと安全が確保できないと思います。実際人は目視だけでなく耳でも確認しながら歩いています。どのようにかといいますと、耳を使って音の方角を判断しながら歩くことによって危険を察知し、避けているからです(だからこそ、逆にその音の方向へも行けるわけです。それが音楽を聴くことでもありますし、また野球で野手が打球を音で判断してとっさに動いてフライが捕球できるわけなのです)。だからこそ、ある程度周りの音が聞こえないといけないわけで、その点でインナーイヤー型は優れていたのです。

ところが、それがもはや少数派。となると、私も「カナル型」でいかに安全を確保するかを学んでいかないとな〜と思います。

しばらくはイヤホンをいろいろ試す期間になりそうです。



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